中小企業から大企業に転職し長時間働かされてはいるが、社内トレーニングが盛んなので楽しいこともある。先日(って言っても数ヶ月前)はゲスト・スピーカーとして、Laura Liswood を迎えた。
観客は Technology Division の女性のみ。 男性の多いエンジニアリング部の中でいかに生き延びていくかというのがトピックだった。
日本語で書くとまどろっこしいが、訳すとこんな感じになる。
まず、男性はdominantであるので自分への評価が高く、周りをあまり気にせずに自分の思ったことを発言したりする。反対に女性は常に周囲に気を配り、悲観的で失敗を恐れ、受動的である。
これはネズミと猫を一緒の部屋に入れると同じようなことが観察できるらしい。ネズミ(弱者)は猫(dominant)の動きを怯えながら学習し、自分を守ろうとする。女性は弱者だ。
例えば John と Helen がいたとしよう。
勤務評定で
「あなたのことは他の誰もが素晴らしいと言っている。」
などと良い事がズラズラとリストアップされて、最後に
「ただ、この間のプレゼンはいまいちだったよ。」
と言われた。
John は褒められたことだけが耳に入り、 「俺は流石だな!」と喜び、
Helen は逆に 「あ〜、大失敗! なんてこと!」とよい事ことなどは全て忘れ、落ち込む。
これは基本的に女性は自分への評価が低く、男性はその逆であるという。
また、会議中に Helenが何かを提案するのだが、その言い方が曖昧だったために横から John が同じ内容をもう少し強い言い方で言ったとする。
そうすると、男性社員は
「John、素晴らしい意見だ!」
と言い、女性社員は
「それって今Helenが言った事と同じじゃない」
と心の中でつぶやく。
そういうケースに遭遇した場合、どう対処するかと言う話になった。
まず、Helenが出来ることは
「John、あなたも私の意見に同意してくれて嬉しいわ。この案は・・・」
という具合に自分に注意を再びもっていくのだ。
もしもHelenがそれを出来ないのであれば、他の女性社員が
「それは今さっきHelenが発言したことと一緒の意見ね。私も賛成だわ。」
とファローをいれる。
この位しないと女性はいつまでも男性よりも低賃金で事務的な仕事ばかりさせられ、役職につけないのだと。
って感じのセミナーで「なるほど!」って鼻息荒くして帰ってきたけど、実際には難しいよね。英語がネイティブでないし、やっぱり押しの強い男には負けるわ。
日本の会社ではどうなのかな?会議では意見を言わずにメモだけとって戻ってくるのがパターン?
こんなことしたら、
「なんだよ、あのババァ、出しゃばって」
と言われて左遷かしらね?
Friday, 18 July 2008
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