Thursday 30 September 2010

転勤願い

日本滞在中に東京支社にも顔を出し、そこでの可能性などもやんわりと聞いて来た。この日は大切な日だったのにも関わらず、前の日に飲み会などが入っていた私。一件目では皆良い子にしていたのに、2件目では4時間以上いて最後にジントニックをガボガボと飲んだらしく(ええ、また記憶がないのです)、午前様。超具合が悪い中、オフィスに行って来た。酒臭くなかったことだけを祈る。次回あのメンバーで飲む時は絶対に翌日オフの日を選びます!


私も今回は腹をくくって帰国を決意したので、ロンドンに戻って来てから正式に転勤願いを提出。来年の2月、遅くて3月には日本に帰ることになりました。自分からの依頼ということもあってリロケーションパッケージはほぼなし。日本円をまったく持っていない私は当分赤字の日々が続くと思う。大企業の下っ端ってこんなもんよ。


住まいは考えた挙げ句、日本橋、人形町あたりを考えてます。半分ガイジンになっちゃっているし、昭和の匂いがするような街の方がいいかなって。西に住んだ方がいいよ!っていう友達も多々いるのだけど、25万〜30万なんて家賃が払えないよ。住宅ローンならまだしもドブに捨てるようなもんじゃん。結構そういうところケチです、私。


エンゲル係数が人の2倍とかある私らは、食費の高いロンドンで暮らすっていうこと自体が間違っていたような気がする。うちにあるワインコルクの数をみてゲスト達はビックリするけど、あの他にもコルクレスのボトル、日本酒、ビール、ウィスキーも飲んで来た。あの分で、敷金、礼金くらいは払えたかもしれない。



Tuesday 21 September 2010

母の80の誕生日

母が80になるまでには日本に永住帰国をしようと思っていたのに、結局まだフラフラとしている私。お誕生日だけはちゃんとお祝いをしようと思って、また日本に帰ってきました。

一番困ったのはプレゼント。「80の誕生日お祝い」なんて検索したら「膝掛け」とか「セーター」とかばっかり。うちの母はまず第一に暑がりなので、膝掛けやましてや「ちゃんちゃんこ」などは不要なお方。やっぱり世間の80よりも20歳くらい若いのでしょうか?

悩んだ挙げ句に
1. iPad
2. LonchampのTote Bag(午年だから)
3. 1930年のRoyal Albertのサントイッチトレイ(tea cupsとか全部売り切れ)
を買いました。

やっぱり新しいもの好きの母は iPadが気になっていたみたいで、超喜んでくれました。指でページをズームするのが気にいったみたいで両手でやったり、きゃっきゃっしていたよ。

当日は足の悪い父をお留守番させて、近所で姉と母と3人でおフレンチ。

前日は母と叔母と3人で久しぶりに神楽坂を歩き、街並みが随分と変わったいたのでビックリ。3人とも9月生まれなので、合同バースーディランチ。まだ転んだ足が完治していない母を一時間も歩かせちゃって、やっぱり至らない娘だと反省。昔は膝が悪かった叔母を気遣って歩いたものの、叔母手術してからトコトコと歩けるようになって先頭切って自分の縄張りを案内してくれました。


その晩は姉とサプライズゲストも加わり、うちでシャンペンあけてプチお祝い。その後は前から行ってみたかった和浦酒場におばさんと若い者を一人連れて飲みに行きました。おなかがいっぱいだったので、何も食べられなかったのが残念。レトロな雰囲気が気にいりました!また行こうっと。



Sunday 12 September 2010

あっ、ない!

今週末に日本に帰国するので、ヘアカットとカラーリング(そうよ、白髪染め!)のために午前中にWest Endまで車を走らせた。そうそう、車と言えば最近は電動自動車が流行っていて、その充電スポットが街中っていうか、うちのフラットが買えちゃうくらいの高級車を売っているような一等地にも発見。これってもしかして無料? ロンドンは狭いから、大きい車はお抱え運転手を持っている人以外はあまり必要じゃないし、ハイブリッド車とかだと市内に入ってくる時のチャージ£8(1000円くらい)が免除されるから結構目にする。


今のかかりつけの美容師さんは結構面白くて、いつかお酒でも一緒に飲んで話したいくらい。先日はお客さんに「私(お客さん)もNさん(美容師さん)も、日本の人に比べたら太っていて、スーツケース(20キロ)を一つ抱えているようなものね。」と言われちゃったらしい。二宮金次郎の薪どころか国際線用のスーツケースときた! いくらなんでもそれってすごい発言じゃない? そんな話を聞いて大笑いして、最後のお会計の時に鞄をごそごそ。「え、ない!」


お財布を家に置いて来ちゃったのだ! 財布なしで家を出たのは25年ぶりだ。これが行きつけのお店だったから「顔」で信用されて「いつでもいいですよ〜」なんて言ってもらえたけど、違うお店だったらどうなっていたのだろう。王将のように皿洗い30分じゃ済まないそうだよ。2時からテニスが入っていたので、その帰りにお金を払いに行って来ました。


そう考えるとイギリスの前金制度のパブは明瞭会計でいいと思う。東京で散々飲んで、最後に酔っぱらっていくら払ったのか、誰が払ったのか分からなくなるよりも気分がいい。


あ〜、また週末があっと言う間に終わっちゃった。

Wednesday 8 September 2010

地下鉄のストライキ

月曜日の夜から地下鉄のストライキが始まり、昨日の朝は街中パニック。いつもは30分くらいのバス通勤が、なんと2時間もかかった。実は歩くと1時間ちょっとで行ける距離なので、「何で歩かなかったんだ?」と同僚に問われてしまった。(汗) 


バスがシティに入ると、「ここは東京?」って思うくらい人が多い! いつもは地下鉄に乗っている人が全員地上に出ているのだ。Euston, Kings Cross, Waterloo, London BridgeなどのBritish Railの発着駅からみんな歩いている。あと目についたのは最近ロンドン市長が始めたレンタル自転車(写真)。これを活用している人も多かった。


一番驚いたのはNorthern LineはGood Serviceと表示されているのに、電車は走っているのだが、実際は駅員がいないため停車する駅が限られている。同僚がロンドンブリッジでNorthern Lineにかけ乗り、自分の後ろでドアが閉まって「ラッキー」と思っていたところに「次の停車駅はエンバンクメント」とのアナウンスがあったそうだ。こういう時にパニックを顔に出さないのがイギリス人。アメリカだったら「オーマイガ!」と騒ぐ人がいるに違いない。「知っていた」ふりをして静かにエンバンクメントで降り、そこから長〜い道のりを「ロンドンブリッジから歩けば良かった」と心で思いながら途方にくれるのだ。


以前私が乗っていた電車も突然行き先が変更になり、MoorgateにいくはずがKings Crossに到着。アナウンスメントなんてスピーカーが悪くて聞き取れなかったけど、周りは平然としていたので「やっぱり私だけが聞こえなかったんだ」としょんぼりしていたら、Kings Crossで(静かに)ジタバタしていた人たちがいっぱいいた。


ロンドンに旅行でくる予定の人たちはバスや電車の行き先が突然変わるということを頭においていた方がいいと思う。そしてパニックを顔に出さずに平然を装おう。バスの場合は電気がついたり消えたりしたら、そこが終点だという合図だ。それは突然やってくるし、バスの前に表示されている所とは違うところでも終点なのだ。

Wednesday 1 September 2010

またPROMS

今日はBrucknerの未完のSymphony No. 9を聴いてきました。第一楽章と第二楽章が大好き。終楽章は未完成のまま残されたわけだけど、本当はどんな終わりだったのなぁ。指揮者はサンフランシスコ交響楽団で活躍している(た?)Herbert Blomstedt。懐かしかった。彼の指揮でサンフランシスコでBrucknerのSymphony No. 9を聴いたのがかれこれ10年近く前。その時に一緒に聴いた当時の近所の人は去年亡くなっちゃったし、友達も恋人も時が経つにつれて変わっていくものだね。数は多くなくていいから、久しぶりに会っても心から分ち合える友達が残っていくといいな。


そうだ、今日で秋田の姉貴が50歳になったよ。花より松坂牛でも送ろうかと思ったけど、やっぱりお花にしたわ。あそこは男5人の女1人の家族だからね。息子達も皆成人しているから、そろそろ「おばあちゃん」になる可能性も。そうすると私は何になるのかな?


昨日は狐が「きぃ〜」って夜中鳴いていたからちょっと寝不足だわ。今日は来ないことを祈って寝ます。