Wednesday, 8 September 2010

地下鉄のストライキ

月曜日の夜から地下鉄のストライキが始まり、昨日の朝は街中パニック。いつもは30分くらいのバス通勤が、なんと2時間もかかった。実は歩くと1時間ちょっとで行ける距離なので、「何で歩かなかったんだ?」と同僚に問われてしまった。(汗) 


バスがシティに入ると、「ここは東京?」って思うくらい人が多い! いつもは地下鉄に乗っている人が全員地上に出ているのだ。Euston, Kings Cross, Waterloo, London BridgeなどのBritish Railの発着駅からみんな歩いている。あと目についたのは最近ロンドン市長が始めたレンタル自転車(写真)。これを活用している人も多かった。


一番驚いたのはNorthern LineはGood Serviceと表示されているのに、電車は走っているのだが、実際は駅員がいないため停車する駅が限られている。同僚がロンドンブリッジでNorthern Lineにかけ乗り、自分の後ろでドアが閉まって「ラッキー」と思っていたところに「次の停車駅はエンバンクメント」とのアナウンスがあったそうだ。こういう時にパニックを顔に出さないのがイギリス人。アメリカだったら「オーマイガ!」と騒ぐ人がいるに違いない。「知っていた」ふりをして静かにエンバンクメントで降り、そこから長〜い道のりを「ロンドンブリッジから歩けば良かった」と心で思いながら途方にくれるのだ。


以前私が乗っていた電車も突然行き先が変更になり、MoorgateにいくはずがKings Crossに到着。アナウンスメントなんてスピーカーが悪くて聞き取れなかったけど、周りは平然としていたので「やっぱり私だけが聞こえなかったんだ」としょんぼりしていたら、Kings Crossで(静かに)ジタバタしていた人たちがいっぱいいた。


ロンドンに旅行でくる予定の人たちはバスや電車の行き先が突然変わるということを頭においていた方がいいと思う。そしてパニックを顔に出さずに平然を装おう。バスの場合は電気がついたり消えたりしたら、そこが終点だという合図だ。それは突然やってくるし、バスの前に表示されている所とは違うところでも終点なのだ。

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