Monday 27 December 2010

Hakkasanで飲茶 


 「今頃日本で美味しいものを頬張っているはずなのに!」といつまでも嘆いていても仕方ない。というわけで、今日はロンドンの中華レストランでミシュランの星がついているアラン・ヤウのHakkasanに行ってきました。地下に降りて行くととってもモダンでお洒落なレストランではないの。しかもすっごい長いカウンターのあるカクテルバーにはきっと世界全国のお酒が揃っているのだと思う。T君を待っている中、Mちゃんと私は早速カクテルをオーダー。私はRhubarb Margaritaを頼んでみました。英国に来て初めて知ったRhubarb。テキーラとも合うでないの〜。

 T君はここで飲茶を食べてからというもの、行く回数を三分の一に減らしてもHakkaisan以外では食べたくなくなったという。その彼にオーダーは全ておまかせ。

まずは帆立と青菜とかが入った蒸しdumpling。よく見ると貝の上に乗っているではないですか!
 次はラーメンのような麺にくるまれたカニちゃん。これも美味。
 イカ、茄子、トマト等が入ったカレー風味。意外なお味。
 これは普通の春巻きでなないのよ〜。マンゴーとエビ、帆立の入った春巻き。もういつもの飲茶を完全に超越したものばかり! 口に入れて味わうまで、皆無言の後、んーっとうなり声。


最後に私の大好きなデザート、餅のなかに黒ゴマが入っているの。周りはナッツが絡まっていてとても香ばしい。サンフランシスコでも大好物だったのだけど、ロンドンではお初だったから感激した。写真の他にもいっぱい食べたんだけどね。

明日は無事に日本に飛べそうで〜す。

Sunday 26 December 2010

Xmas Dinner

 本当はクリスマスディナーって25日なんだけど、今回は24日にやっちゃいました。近所のT君が前菜にクラブケーキと帆立、生ハムとサラダを作ってくれて、持って来てくれたシャンペンでまずはお祝い。今月は何本シャンペンを飲んだことか。嬉しいことだ。


メインは(私がターキーがあまり好きでないので)、ラムの足をWaitroseで調達。オーブン料理は得意ではないのだけど、やってみました(ってオーブンに入れるだけ)。これが、すんごく柔らかく、美味しくできて、3人とも大満足。T君が肉汁から手早くグレービーを作ってくれたし、あとはミントソースで。めちゃくちゃ美味しかったです。

クリスマス当日は残りものとワイン、またシャンペンで終わっちゃった。

Friday 24 December 2010

Xmas eve in London

何度も某航空会社に電話をしてみたけど、今だにロンドンどす。やっぱり立ち往生している旅行者が優先のようで、居住者はあとまわし。
6日遅れの28日にロンドン脱出予定。
 
今日はクリスマスイブだけど、公休日ではないので出社。オフィスは1/5の割合でがら~んってしてるよ。みんな抜け出して last minute shopping しているみたいだしね。
 
25日は、公共の交通機関が全てマヒするため、必然的に家族と一緒にいなくてはいけない。しかも今年は26日に地下鉄のストライキなんだって。最後のクリスマスをロンドンで満喫しろといわれても、どこも閉まっていて何もやってないの。食料、アルコール飲料をまた買いだめしておかないと、とんでもないことになりそうだわ。

Tuesday 21 December 2010

Flight status CANCELLED

明日乗るはずだったフライトがキャンセルに! もう3日間も雪も降っていないし、今日の同じ便は運行したので、明日も間違いなく飛べると思っていた。仕事納めもしてきたのだ。

留守にすると思って、家にあった食べ物もお酒も全て飲み干し、冷蔵庫も空っぽ。明日からどうすればいいの? 母が特注してくれたローストビーフも食べれないし、あ〜、どよ〜ん。。。

お友達との約束もマンションの内見も全てキャンセル。

当然クリスマスはどこからもお呼ばれされていないし、家にはクリスマスツリーもないし、寂しいわ。

追記:
今、実家に電話したら、「ローストビーフはナナ(犬)ちゃんと食べるよ」って。わ〜ん。

Sunday 19 December 2010

空港閉鎖

火山灰に続き、今度は大雪のため欧州の各地で空港を閉鎖している。しかもこの時期はクリスマス休暇で実家やホリディとかに旅立つ人が一番多い。昨日、今日とフライトがキャンセルとなったため、立ち往生してしまった人々をもうすでに満席になっているだろうと思われるフライトにどうにか詰めていくに違いない。我々の水曜日のフライトもメチャ混みだろう。っていうか飛んでくれればいいわ。

Saturday 18 December 2010

Winter Wonderland

 今日はピラティスの帰りにハイドパークの Winter Wonderlandに行ってきました。大雪だったんだけど、ホワイトクリスマスの気分も味わっちゃえってノリで。しもやけができたかと思うほど寒かったです。帰宅後はすぐにお風呂に入り、解凍しました。


Winter Wonderlandはクリスマスマーケットみたいなものかな。きっと大昔はデパートとかなくて、クリスマスにはこうしたマーケットが各地で開かれて、手作りのアクセサリー、キャンドル、おもちゃなどをプレゼントとして買ってたんだろうね。今やグローバルの時代、こうした手作りのものはかえって値がはったり、喜ばれなかったりして、買い物をしている人はあまりいなかったよ。


クリスマスマーケットの発祥地はドイツなのかな? グルーワインやドイツのソーセージがいっぱい売っていた。我々はもちろん寒さをしのぐためにグルーワイン(スパイスの入ったホットワイン)を飲んだ。でも隣のイギリス人達はこの大雪の中でもビールよ! しかも外で立ち飲みだからビールも超冷えているはず。おなかこわすよ〜。


10年くらい前に90歳くらいのアメリカ人のおばあさんが、「私が少女の頃に大切にしていた人形があったんだけど、クリスマスの前になるといなくなっちゃうの。でもクリスマスの日にサンタさんが、そのお人形さんに新しいお洋服を着せてやってきてね。。。大きくなってから、自分のうちは貧しかったけどお母さんがせめてものという想いでやってくれたって気がついた。」と教えてくれた。今やDSだのなんだのって言っている子供達には考えられないことだろうけど、なんか貧しかった時代の方が人も物も大切にしていたのかな。

追記:
この日のドカ雪が4日後の私のフライトに影響するなんて、この時点では考えてもいませんでした。

Wednesday 15 December 2010

近況

昨日はジムに行く予定だったFさんをMちゃんが酒場に誘い、そこに呼ばれた私。外で飲むのが久しぶりだったから白ワインを軽く2本3人で開けた後に、ジムに行ったはずのFさんのために夕食の準備をしていた彼Aに電話し、「あ、今から3人で帰るから夕食の支度よろしく〜」っと。日本人の彼なら考えられないかも!


彼の作ったチリコンカーンを食べながら今度は赤ワインを2本あけ、今日はさすがに疲れた。チリコンカーンもメチャ辛口で美味しかったけど、お尻もヒリヒリだったよ。


でもって、今日はチャリティのためのボーリング大会に参加。昔は悪くても150とかのスコアだったのに、今日は98よ! もう力もないのかな。 このチャリティイベントも首をかしげちゃう。一人50ポンドはかかってるだろうし、200人は参加している。そのまま募金した方が良いのでは?って思っちゃった。ま、二日酔いだったからあまり飲んでも悪いと思い3パイントで帰ってきた。


実は今日は永久帰国する前の目標を一つ達成できたので、お祝いの日だった。勿論、最初の一報は父に電話で伝えた。「そんなのは当たり前だ」と言いながら、涙がこみあげたのか声が裏返っていたよ。遠回りだったけど一応ゴールできたので良かった。


思いがけない友人からのアドバイスのもとに良い物件を見つけたので、不動産会社にも連絡したみた。一コマずつ確実に前に進んでいます。

Wednesday 1 December 2010

NY!

9月に日本から戻って来てから3組のゲストが立て続けに来て、最後の方はフラフラになってしまったけど、性懲りもなく先週の金曜日から5泊(一泊は機上)でNYに行ってきました。25年前に初めて行ったNY、今回で何回目だか分からないくらい。でも7年ぶりに訪れたNYは色んな意味で新鮮でした。


ミッドタウンにあるホテルに到着して、まずはiPodでAlicia KeysのEmpire State of Mindを流して気分を盛り上げてみた。



♪ New York
Concrete jungle where dreams are made of
There's nothin' you can't do
Out of New York
These streets will make you feel brand new
Big lights will inspire you
Let's hear it for New York, New York ♪



街を歩いていると「あ〜、Blue Noteも来たわ!」とか国旗が揺れている国連を懐かしく思ったり、Canal Streetも「こんな(汚い)所に何を求めて来たのかな」って25年前の自分を振り返ってみてしまったわ。 ベーグルだって珍しくないし、屋台のホットドックなんて食中毒が怖くて食べれやしない。今じゃ、感動ってあまりなくって、昔なら絶対に立ち寄った街角にあるクリスマスマーケットも素通り。美味しいカクテル飲んで夜景を眺めたり、NYに引っ越しちゃったお友達との再会が何よりも楽しかった。MOMAのデザインショップだってMade in Japanのものばかりで、NYで買う必要ないし、先日のCambridgeと違いカメラを向けたい建造物もなかった。グローバルな世の中になっちゃったから、売ってるものも一緒だしね。ただ、食事はロンドンよりもはるかに美味しかったわ。特に牛肉は絶品だった!


それに微妙な5時間の時差が老体にはきつかったのだ。ランチ時(ロンドンのディナータイム)にお酒が飲みたくなって、バケツのようなグラスに入ったカクテルを飲み干しお昼寝しちゃったり、一番楽しいはずの夕食時間がいつものベットタイム。お酒なんて飲んだら、もうおネムなのだ。久しぶりにあった呑み友とも一升瓶を開けることもなく、10時半にはホテルに戻って来てしまったほど。リベンジは東京でね!


共通の友人がいて話には聞いていたけど、まだお会いしたことのなかったAさんとも今回は会って来た。3人とも海外生活が約20年なので話が盛り上がった。「NY(Canal Street 付近)にいるとみんな泥棒に見える!」という私の発言に英国組のMちゃんはビックリしていたけど、在米Aさんは納得していた。一昔前の「モー娘」をなんと読むかという質問や、(我々にとっては)最近の日本の話題などできゃっきゃっと笑いながら飲茶を食べて来た。


最後の日は本社に顔を出しに行ってきた。いつも電話でしか話していない同僚とエレベータホールでバッタリ出くわした。会ったことはないが、ビデオ会議のおかげでお互いが認識できちゃったのだ。"OMG! You are in 3D!" と同僚。私より20歳下で20cm+身長の高い同僚にハグされるなか「あ〜、白髪染めて来るんだった」と内心思う私。自由の女神が見えるオフィスでこいつらは優雅に働いているのかと思うと、ちょっとむかついた。(笑)


夜6時の飛行機が少し遅れたため、ロンドンには朝7:30に到着。雪が積もっている中、Mちゃんは荷物を置いてそのまま仕事に行ったが、私は一時間ほど朝寝をしてから自宅勤務にさせてもらった。やっぱり2歳の年の差は大きいのかしらん。今週末はゆっくりしようっと。

Wednesday 3 November 2010

Bridges in Cambridge

東京から友人が来ていたので Hampton Court PalaceやCambridgeに行ってきました。最初は8月下旬に来る予定だったのだけど、都合がつかずに10月下旬になってしまい、Cold & Wet な天候を心配していました。でも実はこの時期って紅葉が綺麗なのね。情緒深い景色が楽しめて良かった。


Cambridge まではKings CrossよりBritish Railで一時間弱。街をぐるりと回る観光バスに乗って、まずは街全体の様子を探ってみた。それから自分たちの興味のあるところで降りて、カメラを持って歩いたよ。もう、街全体が昔の建造物の宝庫なのです。400年前の建物なんてザラって感じ。これはアメリカや敗戦した地震国家日本ではあり得ないでしょ。


左の写真はMathematical Bridge。伝説のひとつとして、これと同じような橋がニュートンによってデザインされ、釘を一つも使わずに建てたという。学生達がそれを解明するために橋を取り外して研究したけど、結局同じように作れずに釘を使って戻したとかのMYTHがある。


右の橋はヴェネツィアの宮殿と牢獄を結ぶ「ためいき橋」を模して造られた Bridge of Sighs。試験近くになって学生達がこの橋を渡る気持ちが、絶望の囚人たちのため息に似ているのか。さすがノーベル受賞者を数多く生み出した大学だけある。


女性も19世紀あたりから、大学に入ることが許されたが、1950年近くまで卒業しても学位ではなく、ただの Certificateしかもらえなかったらしい。今もまだまだ男社会なのは仕方ないのかもね。



Sunday 24 October 2010

永久帰国まであと14週末?

去年、永久帰国の予定を友人に話した時は皆パニクって、「え、いつ行っちゃうの?」などと聞いてくれたけど、今年は「また言ってるよ」とか「半分しか聞かない」とか信用されていないみたい。自分でも半信半疑のところがいまだにあるのだけど、会社が動きだしたからもう後戻りはできない。2月1日より東京支社ってことになると、ここでの週末ってあと14回しかないじゃない。そのうちクリスマス休暇とかがあるから、本当にあっと言う間に帰国になっちゃう。20年間の海外生活にもとうとう終止符を打つことになるのだ。


うんぎゃ〜、大丈夫だろうか。年老いた親の年金をあてにして、ミイラになってまでもスネをかじり続けるような人がいるような貧しい国に成り下がってしまった日本。毎日3つ嫌な目にあっても、一つくらいは「やっぱり日本はいいな」って思えることがあって欲しい。


基本的には、何処にいてもハッピーで心労の少ない生活を築き上げて行くスキルを持っていたい。何かと昔話をして、その頃に流行った曲ばかりをいつまでも聴いている人は、自然と周りの変化を受け止めることができなくなり、自分のタイムカプセルの中でしか生きて行けなくなるのではないだろうか。やっぱり Lady Gaga や Saturdays とかもたまには聴いてみて、街角のお店でかかる曲を若者と一緒にくちずさんだりするくらいじゃないと「今」を生きていけないのじゃないかな。


今から待っている数多くのハードルをどうにか越えて、つまづいても支え励ましてくれる友人や相棒そして家族(そうよ、これを読んでいるそこのあなた!)を大切にしていかないと。見守っていてくださいね。



Wednesday 20 October 2010

咳と薬

今年の3月くらいから万年咳が出て、ひどい時は嗚咽になるので会社ではトイレに駆け込むことが多かった。最初はまた気管支炎かと思って放っておいたけど、熱も出ずに咳だけが治らない。5月に初めて病院に行き症状を話してたら、Nasonexという鼻スプレーをくれた。それからも数週間おきにドクター(これがイケメンなんだ)に会いに行き、レントゲンやアレルギーテスト、血液検査をしてもらっても異常なし。相変わらず、咳は止まらない。


9月にはステロイド入りのインヘイラー(右の写真)をもらった。鼻にはしゅっしゅっ、喘息の人みたいにインヘイラーまで吸っても前よりは良くなったかもしれないけれど、咳はまだ出る。バスの中や、会議中に必ずと言っていいほど!


前回日本に帰国した時は両親も心配しちゃって、母はツムラの漢方薬の何番がいいとかまで調べてくれた。会社の同僚も「いいかげん、他の医者に診てもらったら?」としびれを切らし始めた。


なので、今日はCTスキャンを撮った後に耳鼻咽喉専門医に会って来た。スキャンを見ると、また問題なし。私のDNAって結構立派みたいで、健康そのもの。親に感謝しなくてはいけないとよく言われる。


鼻から内視鏡をいれて、見てもらったらどうやら胃液が逆流して喉までやってきて、咳が出るのではないかという。たぶん胃食道逆流症(逆流性食道炎)とかっていうのだと思う。日本にいる時にタイムリーにも万年咳の特集をやっていて、胃食道逆流症あるいは逆流性食道炎とやらもその一つにあがっていた。


医者が「あなたはどこにお勤めですか?」と聞いて来たので答えたら、なるほどって深くうなずかれたので「何が原因ですか?」と聞き返した。


「ストレスですよ」


確かに3月あたりから会社でのストレスは高まり、今もまだ少しひきづっている。ストレスで胃酸過多になり、胃潰瘍になる人もいればこのような症状になることもあるというのだ。親に健康に産んでもらってもストレスによって体が蝕まれるのね。てっきり酒のせいかと思ったよ。


ってことで3番目の薬、ランソプラゾールという胃酸の産生を抑制する薬を明朝から飲むことになった。これで咳ともおさらばできるのだろうか? 日本に帰国するまでには絶対治したい。


5時頃に病院を出ることができたので会社に戻れたのだが、「ストレス解消」のために映画を観に行くことにした。Mちゃんのケータイの会社は水曜日になると映画が半額になるという特典があるのだ。6時前に映画館に入り、Wall Streetを二人で10ポンド以下で観てきた。この特典、やみつきになりそうだわ。




追記:
3日目だけど、だいぶ咳がなくなって楽になりました♪

Saturday 16 October 2010

窓税

この一見汚く見えるビルだが、ロンドンの一等地にある。きっと家主は大金持ちでこんなビルを持っていることも忘れているのかもしれない。


注意してもらいたいのは右側の窓がブリックでふさがれていること。これは窓税といって1696年に窓に税金がかけられたからだとロンドン在住20年のMちゃんが教えてくれた。窓税は、換気のために開けられた穴まで一つの窓として数えられたらしく、貧乏人は暗い家の中に暮らさざるを得なかったという。この他に色々な税金があったらしいが、なかでも驚いたのが石鹸税。貧乏人は入浴の際にも衣服を洗うのにも石鹸を使えなかったそうだ。この二つの税金は1800年半ばになってようやく廃止されたらしけど、不衛生できっと病気も流行ったことと思う。その頃に生きていなくて良かったわ。

Sunday 10 October 2010

サンフランシスコからの友人

今週は水曜日よりサンフランシスコ時代のドイツ人の友達がロンドンに遊びにきた。いつもこの二人の年齢が不詳だったのだけど、ヒッXラーユーゲントだったとか、最後にロンドンに来たのは1957年で19歳だったとかの話の端々より推定年齢72歳。数年ぶりで会ったら、随分とシワが深くなっていたよ。


一人はアマチュアだけどフォトグラファーなので、一緒にシャッターを切って楽しんだ。でも、カメラも技術もかけ離れているので、全然違った写真だったけどね。


この写真は私と母が大好きなチョコレート屋Charbonnel et Walkerが入っている、The Royal Arcade。私がチョコを買い終わってみるとこんな構図を写していたので、私も真似っこ。ちょっといいでしょ?


いつも目的地AからBへと早歩きで行ってしまう私はこんなアーケードも目に入っていなかったってわけよ。右のパブ(リバティの裏)だって、二階の窓からシェークスピアが顔を出しているなんて気がつかなかったし。カメラマンの目を少し学ばせてもらえました。


最後の日はどうしても私の住んでいる貧民窟が見たいということで我家へ。リビングルームにあるゴールデンブリッジの写真を見て、「あれ、これ私があげたやつ?」と素早く見つけた。前日に行ったロンドンアイの写真を今度はくれるって言ってくれた。


私が買った物件を全て見てきた二人(しかも不動産投資家)だったから、今回はちょっとガッカリしたかもしれないけど、ここはロンドン。アメリカのようにワーキングクラスが一軒家など持っていないのよ。


かれこれ10年くらいの付き合いでいつも優しくて頼れる友達だったので、最後のディナーの時はちょっと涙が出ちゃった。次回は日本かサンフランシスコで会おうと言って別れました。長生きしてね。

Thursday 30 September 2010

転勤願い

日本滞在中に東京支社にも顔を出し、そこでの可能性などもやんわりと聞いて来た。この日は大切な日だったのにも関わらず、前の日に飲み会などが入っていた私。一件目では皆良い子にしていたのに、2件目では4時間以上いて最後にジントニックをガボガボと飲んだらしく(ええ、また記憶がないのです)、午前様。超具合が悪い中、オフィスに行って来た。酒臭くなかったことだけを祈る。次回あのメンバーで飲む時は絶対に翌日オフの日を選びます!


私も今回は腹をくくって帰国を決意したので、ロンドンに戻って来てから正式に転勤願いを提出。来年の2月、遅くて3月には日本に帰ることになりました。自分からの依頼ということもあってリロケーションパッケージはほぼなし。日本円をまったく持っていない私は当分赤字の日々が続くと思う。大企業の下っ端ってこんなもんよ。


住まいは考えた挙げ句、日本橋、人形町あたりを考えてます。半分ガイジンになっちゃっているし、昭和の匂いがするような街の方がいいかなって。西に住んだ方がいいよ!っていう友達も多々いるのだけど、25万〜30万なんて家賃が払えないよ。住宅ローンならまだしもドブに捨てるようなもんじゃん。結構そういうところケチです、私。


エンゲル係数が人の2倍とかある私らは、食費の高いロンドンで暮らすっていうこと自体が間違っていたような気がする。うちにあるワインコルクの数をみてゲスト達はビックリするけど、あの他にもコルクレスのボトル、日本酒、ビール、ウィスキーも飲んで来た。あの分で、敷金、礼金くらいは払えたかもしれない。



Tuesday 21 September 2010

母の80の誕生日

母が80になるまでには日本に永住帰国をしようと思っていたのに、結局まだフラフラとしている私。お誕生日だけはちゃんとお祝いをしようと思って、また日本に帰ってきました。

一番困ったのはプレゼント。「80の誕生日お祝い」なんて検索したら「膝掛け」とか「セーター」とかばっかり。うちの母はまず第一に暑がりなので、膝掛けやましてや「ちゃんちゃんこ」などは不要なお方。やっぱり世間の80よりも20歳くらい若いのでしょうか?

悩んだ挙げ句に
1. iPad
2. LonchampのTote Bag(午年だから)
3. 1930年のRoyal Albertのサントイッチトレイ(tea cupsとか全部売り切れ)
を買いました。

やっぱり新しいもの好きの母は iPadが気になっていたみたいで、超喜んでくれました。指でページをズームするのが気にいったみたいで両手でやったり、きゃっきゃっしていたよ。

当日は足の悪い父をお留守番させて、近所で姉と母と3人でおフレンチ。

前日は母と叔母と3人で久しぶりに神楽坂を歩き、街並みが随分と変わったいたのでビックリ。3人とも9月生まれなので、合同バースーディランチ。まだ転んだ足が完治していない母を一時間も歩かせちゃって、やっぱり至らない娘だと反省。昔は膝が悪かった叔母を気遣って歩いたものの、叔母手術してからトコトコと歩けるようになって先頭切って自分の縄張りを案内してくれました。


その晩は姉とサプライズゲストも加わり、うちでシャンペンあけてプチお祝い。その後は前から行ってみたかった和浦酒場におばさんと若い者を一人連れて飲みに行きました。おなかがいっぱいだったので、何も食べられなかったのが残念。レトロな雰囲気が気にいりました!また行こうっと。



Sunday 12 September 2010

あっ、ない!

今週末に日本に帰国するので、ヘアカットとカラーリング(そうよ、白髪染め!)のために午前中にWest Endまで車を走らせた。そうそう、車と言えば最近は電動自動車が流行っていて、その充電スポットが街中っていうか、うちのフラットが買えちゃうくらいの高級車を売っているような一等地にも発見。これってもしかして無料? ロンドンは狭いから、大きい車はお抱え運転手を持っている人以外はあまり必要じゃないし、ハイブリッド車とかだと市内に入ってくる時のチャージ£8(1000円くらい)が免除されるから結構目にする。


今のかかりつけの美容師さんは結構面白くて、いつかお酒でも一緒に飲んで話したいくらい。先日はお客さんに「私(お客さん)もNさん(美容師さん)も、日本の人に比べたら太っていて、スーツケース(20キロ)を一つ抱えているようなものね。」と言われちゃったらしい。二宮金次郎の薪どころか国際線用のスーツケースときた! いくらなんでもそれってすごい発言じゃない? そんな話を聞いて大笑いして、最後のお会計の時に鞄をごそごそ。「え、ない!」


お財布を家に置いて来ちゃったのだ! 財布なしで家を出たのは25年ぶりだ。これが行きつけのお店だったから「顔」で信用されて「いつでもいいですよ〜」なんて言ってもらえたけど、違うお店だったらどうなっていたのだろう。王将のように皿洗い30分じゃ済まないそうだよ。2時からテニスが入っていたので、その帰りにお金を払いに行って来ました。


そう考えるとイギリスの前金制度のパブは明瞭会計でいいと思う。東京で散々飲んで、最後に酔っぱらっていくら払ったのか、誰が払ったのか分からなくなるよりも気分がいい。


あ〜、また週末があっと言う間に終わっちゃった。

Wednesday 8 September 2010

地下鉄のストライキ

月曜日の夜から地下鉄のストライキが始まり、昨日の朝は街中パニック。いつもは30分くらいのバス通勤が、なんと2時間もかかった。実は歩くと1時間ちょっとで行ける距離なので、「何で歩かなかったんだ?」と同僚に問われてしまった。(汗) 


バスがシティに入ると、「ここは東京?」って思うくらい人が多い! いつもは地下鉄に乗っている人が全員地上に出ているのだ。Euston, Kings Cross, Waterloo, London BridgeなどのBritish Railの発着駅からみんな歩いている。あと目についたのは最近ロンドン市長が始めたレンタル自転車(写真)。これを活用している人も多かった。


一番驚いたのはNorthern LineはGood Serviceと表示されているのに、電車は走っているのだが、実際は駅員がいないため停車する駅が限られている。同僚がロンドンブリッジでNorthern Lineにかけ乗り、自分の後ろでドアが閉まって「ラッキー」と思っていたところに「次の停車駅はエンバンクメント」とのアナウンスがあったそうだ。こういう時にパニックを顔に出さないのがイギリス人。アメリカだったら「オーマイガ!」と騒ぐ人がいるに違いない。「知っていた」ふりをして静かにエンバンクメントで降り、そこから長〜い道のりを「ロンドンブリッジから歩けば良かった」と心で思いながら途方にくれるのだ。


以前私が乗っていた電車も突然行き先が変更になり、MoorgateにいくはずがKings Crossに到着。アナウンスメントなんてスピーカーが悪くて聞き取れなかったけど、周りは平然としていたので「やっぱり私だけが聞こえなかったんだ」としょんぼりしていたら、Kings Crossで(静かに)ジタバタしていた人たちがいっぱいいた。


ロンドンに旅行でくる予定の人たちはバスや電車の行き先が突然変わるということを頭においていた方がいいと思う。そしてパニックを顔に出さずに平然を装おう。バスの場合は電気がついたり消えたりしたら、そこが終点だという合図だ。それは突然やってくるし、バスの前に表示されている所とは違うところでも終点なのだ。

Wednesday 1 September 2010

またPROMS

今日はBrucknerの未完のSymphony No. 9を聴いてきました。第一楽章と第二楽章が大好き。終楽章は未完成のまま残されたわけだけど、本当はどんな終わりだったのなぁ。指揮者はサンフランシスコ交響楽団で活躍している(た?)Herbert Blomstedt。懐かしかった。彼の指揮でサンフランシスコでBrucknerのSymphony No. 9を聴いたのがかれこれ10年近く前。その時に一緒に聴いた当時の近所の人は去年亡くなっちゃったし、友達も恋人も時が経つにつれて変わっていくものだね。数は多くなくていいから、久しぶりに会っても心から分ち合える友達が残っていくといいな。


そうだ、今日で秋田の姉貴が50歳になったよ。花より松坂牛でも送ろうかと思ったけど、やっぱりお花にしたわ。あそこは男5人の女1人の家族だからね。息子達も皆成人しているから、そろそろ「おばあちゃん」になる可能性も。そうすると私は何になるのかな?


昨日は狐が「きぃ〜」って夜中鳴いていたからちょっと寝不足だわ。今日は来ないことを祈って寝ます。

Sunday 29 August 2010

Summer has gone!

日本はまだ猛暑が続いているというのに、ロンドンは木枯らしピュ〜と気温も10度前後。パブの看板には "Summer is here!" と書いてあったけど、先日は隣の人がセントラルヒーティングをつけていた。昨日は毛糸の帽子をかぶった男性、スカーフではなくマフラーをしている人、ダウンジャケットや冬用のコートを着ている人も多々いた。大きな扇風機でこの冷気を日本に送ってあげたいくらいだよ。うちのジィさんも外出もしないで家にいるのに、随分と弱ってきたらしい。


昨日はピラティスの帰りにショッピング。3週間後の今頃は日本なので、夏の洋服(持ってない)をゲット。皆に散々脅かされているから、今から準備だけは整えてるけど心配。Gさん対策グッズもAmazonで買って、実家に送りつけておいた。



Thursday 26 August 2010

Dragon Boat

木曜日はチームビルディングのイベントで「ドラゴンボート」に参加してきた。写真が小さくて見えないけど、龍の頭と尾で装飾された船を使ってのレース。私は太鼓手をしようと考えていたのに、太鼓がない!おまけに背が低いから先頭、ペーサーとして超ハードな役割が回って来た。「お父さんは日頃の業務だけで疲れているのよ〜。」と心ではつぶやき老体に鞭を打って、頑張ってきた。白髪染めて、疲れを顔に出さずに若者たちと働くのって大変だわ〜。


5チーム中2位という成績をおさめて、その後のBBQ。やっぱり(肉体)労働のあとのビールは最高だね。飲みっぷりはまだそこいらの奴には負けないわ。


最近中途入社したフランス人。ビールは大好きだけど、ワインが嫌いなため、フランスでは浮いてしまったという。友人宅に夕食とかに呼ばれると必ず、「このボトルはどこどこので、うんちゃらかんちゃら」と始まり、「僕はワインが飲めないから」というと「し〜ん」って白けるらしい。そんな彼はイギリスに逃げて来た。なぜドイツにしなかったかは次回聞いてみるとしよう。





Saturday 21 August 2010

こむら返り

昨日は金曜日だったので、疲れていたけど近所のTAPAS屋に寄って一杯やってきた。二人でワイン一本がすぐになくなっちゃったので、2本目と言いたいところだったがハーフボトルにしておいた。

夜中にこむら返りでふくらはぎがパンパンになっちゃって、あまりの痛さで起きた。調べてみると「こむら返り」は肝臓と胆嚢の機能が低下している場合が多いという。メタボのためには酒は諦められないが、あの激痛を思うと節酒にしないといけなさそうだ。

さて、本日土曜日はピラティスとテニスです。

Friday 20 August 2010

BBC PROMS

毎年夏にBBC(日本のNHKのようなもの)の主催で開催されるクラシック音楽コンサート・シリーズ、PROMS がある。Working Class (ここでいうワーキングクラスは働かないと食べていけない人)のために、格安でクラシック音楽を楽しんでもらおうというイベントだ。アリーナは座席もなく、Tシャツや半ズボンをはいたその辺のパブやサッカーの試合の観戦にいるようなオヤジたち立ち見している。いつも感心するのは、このオヤジたちのクラシック音楽に対する情熱だ。彼らはシーズンチケットを購入して、各イベントに参加するのだ。

今年は3プログラムしかチケットをとれなかったけれど、一回目は仕事が超忙しく気がついたら終わっていたみたいな無駄なことをしてしまった。昨日は会議を抜け出して、行って来た。所詮は音楽室に写真が飾られている作曲家しか楽しめないような私は、ブルックナー以降の現代音楽には馴染めないということを痛感した。

小学生の頃に「あなたはピアノ(音楽)の才能なんてないから」と言い切ってくれた叔母。今では楽譜も読めないだよ。


昨日のプログム:
http://www.bbc.co.uk/proms/2010/whatson/1908.shtml
座席は30ポンド(5000円以下と安い)

Sunday 8 August 2010

職場でのジェネレーションギャップ

楽天が英語を公用語にするという記事を読んだ。でも国際化ってただ言語だけではないように思える。日本の企業ではダイバーシティ(diversity) いわゆる「多様性」の推進に取り組んでいるのだろうか? 多様性は性別、人種(文化)、セクシャリティを始め、ジェネレーションもある。色々なジェネレーションの定義があるが、今回学んだのは以下。


1901 - 1924  G.I.
1925 - 1942  Silent
1943 - 1960  Boom
1961 - 1981  Generation X
1982 -          Millennial


このジェネレーション区分からいくと私はかろうじてGeneration X、Silentの時代の両親を持つ。会社のトップはBoomerたちで、最近はMillennialが職場に進出してきている。Boomerたちにはワークホリックが多く、「XX時間働いた」と自慢っぽく言う傾向があるという。我々Generation Xの世代には子供がさほど好きでない人が多く、ハリウッド映画でもオーメンのように子供が悪魔という題材が多かったとらしい。実際に Generation Xの出産率はかなり低い。会社に対しての忠誠心が少なく、何時間働いただのという過程よりも「結果重視」。人に雇われたくないためか、起業している中で8割がGeneration Xだという。


さて、Millennialたちだが、彼らの時代には子供がヒーローな映画がやたらと多い。"Baby on Board"のようなバンパースティッカーが出始め、お子様を守る法律が次々と施行された。Boomerたちを親に持つこの世代は、保育所では Web カメラで見守られ、GPSつきの携帯電話をもち、8割以上が両親と仲良くしていて大学を卒業しても実家で暮らしたいという。最近では採用通知を両親にも送る会社がでてきているとも。これらは全て欧米の統計で、日本は事情が違うのかもしれないが、日本でも後輩に残業させていたら彼らの両親から電話でクレームがあったという話は何回か耳にした。


Millennialたちは自分たちが「スペシャル」であると育てられたため、プライドも高く、会社でもVIPのように扱わないといけない。我々がインターンで働いた時は誰もがやりたくないような仕事を押し付けられたが、今では「え〜、それ私がやりたかったのに〜」というくらいのクールなプロジェクトを(勿論我々のサポートの元で)インターンに任せるのだ。


よく欧米では「電球一個替えるのに何人が必要か?」というフレーズを使うが、Boomerたちは11人(10人が見守る中で1人が替える)、Generation Xは1人、Millennialたちは0 - 何故ならそんな危険で面倒な仕事は頼めないのだ。ということは我々の世代はいつになってもいわばDirty Laundryをし続けなければいけない。


このMillennialたちをいかにうまく使えるかということが今後の課題になりそうだ。





Sunday 25 July 2010

Race for Life



去年より始めたRace for Life。毎年夏になるとイギリスの各地で、女性だけがピンクのシャツを着て5kmあるいは10km走るか歩くというイベント。ガンのawarenessを高め、研究費用を集めようという目的だ。背中には「誰(何)のために走るのか」と書く。中には「亡きお母さんのため」と私よりも若い姉妹がいたり、「自分のため」、「友人のため」、「同僚のため」と様々な思いが綴られている。涙もろい私はそれを読んだだけでオイオイと泣けてくる。

去年はMちゃんと二人でハイドパークで走った(?)けれど、今年は5人で近所の Finsbury Parkの5kmのイベントに参加。元陸上部のYちゃんはスタート地点で「やっぱり走ってくる!」と言い残してダッシュ。この時点で1分30秒の遅れがあったものの、7位という立派な成績をおさめた! Yちゃんに続いて走り去ったFさんは、Yちゃんには追いつくことはできなかったが35分で完走。残った我々3人は途中ダラダラと歩き、池の付近では写真を撮ったり、ベービーカーを押している10歳くらいの女の子にまで抜かされ、それでもゴール付近ではずっと走ってきたように見せる演技をしたが50分もかかってしまった。それでも腿がパンパン!

日本の飲み友Pがきっかけで去年から始めたこのイベント。今日はドタキャンしてきたAと35分で完走したFさんも最近「ガンの疑い」があったりで、どんどんと身近かなものになってきた。結局二人とも「疑い」が晴れたのだけどね。来年はまた仲間を増やして参加する予定。

走ったあとは皆で家に戻ってきて、ビールがぶがぶ飲み、うちにあるものを食べ尽くし昼寝までしました。


Saturday 24 July 2010

またまたBBQs

いや〜、忙しかったです。まずは仕事が3週間くらい大変で、日本の人のように7:00-23:00勤務でした。夕食も晩酌もなかったため、おなか周りが3〜4センチ小さくなったくらい。そんな時Rさん宅へBBQにお呼ばれされたのが先週の日曜日。13:00くらいから始まったこのBBQ。14:00にはすでに前菜、ラム、チキン、ソーセージ、ミニハンバーガーと今まで抜いて来た食事の分を取り戻すかのようにガツガツと食べた。(ラムはどこかのシェフからの秘伝レシピらしく、クルミやイロイロなものにマリネされたもので超美味!)



さらに豚肉。塩味が丁度よく、レモンでさっぱりとしていたので、一枚ペロリ。その後、秋田の姉からもらった金賞受賞の日本酒を開け、それ用に用意されたサーモンをたいらげた。


ちょっと肌寒くなってきたので、家の中に入って今度はデザート。これも手作りのロールケーキで美味しかった。台所に体重計があったので、絶対に痩せているという確信のもとに乗ったら、なんと体重増! どよ〜ん。ま、あれだけの肉を食べたら、仕方ないか。


Rさん家では2年前にもBBQに呼んでくれたけど、その時12歳だったAちゃんが14歳ですっかり大人びていた。身長も私なんか軽く抜かされ、スラリとしていた。若い子は肘が綺麗ということで皆で肘の見せ合いをしたけど、本当に肘をのばした状態でもシワもよらず黒ずみもなかったよ。


去年は一度もBBQに呼ばれなかったけど、今年はBBQ攻め。昨日はS&Cさん宅のBBQ Partyへ。ここのおうちのBBQは有名で数年前から話は聞いていたけれど、今年はやっと招待してもらえました!


C氏が英国紳士だけあって庭いじりが趣味。素敵なお庭の中でBBQ。エバラ焼き肉のタレの匂いがぷ〜んとしたり、英国風のフィッシュパイ(これは食べ損ねた!)が出たり、ジャパセンから仕入れた豚しゃぶを使ったサラダなどバラエティにとんでいた。


翌日にはRace for Lifeというガン研究のチャリティランがあったため、お酒もほどほどにして早めに帰宅。「そんなものはキャンセルしてもっと飲もう!」という悪魔の声をあとに。


8月の下旬にももう一件BBQがあるので、お庭のない私は今から楽しみです。



Sunday 27 June 2010

イングランド敗戦

今日はテニスの上手なH君をつかまえて、おばさん3人相手にテニスの特訓をしてもらった。炎天下の中だったけど、プライベートレッスンなんてありがたいじゃない。やっぱり上手い人が一人入るとラリーも続くし、上達も早い。Wiiで鍛えたボレーもほめてもらった。


テニスの後はパブでビール+ランチの予定だったのだけど、イギリス人で激込みのパブは避けようということで家にみんなで戻ってきた。近所のT君もよんで5人でピザを食べたあとイングランドとドイツのサッカー観戦。2−1の時に決めたシュートが審判に認められなかったので、すごいブーイング。それからはイングランドのノリが悪く4−1で負けるなど惨めな試合となった。T君が買って来てくれたスイカを食べて、どんより気分が少し晴れた。


家の裏にはどうやらドイツ人が住んでいるようで、今もパーティしている。たまに「どいちぇらんど〜」と歌が聞こえてくるくらいだ。イギリス人はふて寝でもしているのか、どこかで渋々飲んでいるのか静かである。イギリス人ってサッカー(英国ではフットボールと呼ぶのが正しい)が好きなわりには、下手だよね。


さて、あとは日本の試合に期待してみよう。

Saturday 26 June 2010

BBQ

土曜日は朝から大忙し。ピラティス、美容院に行った後、ロンドンから特急で30分北上した所にある郊外のお友達のおうちでのBBQにお呼ばれ。ここのところ晴天だったので、last minutesのお誘いだったが結構な人数が電車をいつくも乗り継いでまで集まった。何たってここの家主Gさんのお料理はミシュランシェフ顔負けだし、Tさんはとても優しくて気が利くホスト。


お世辞ではなくこのBBQは今まで何処で食べたBBQよりも格別に美味しかった。Safewayの冷凍のハンバーガーをそのままのせるようなアメリカ人とは違う。一度茹でた豚をマリネしたスペアリブ、コリアンダーとライムジュース味のチキン。鶏の皮までパリパリでお皿にはシャブリ尽くされた骨しか残らないほど。チャーハンや芋など炭水化物もあったし、お皿はご覧の通り山盛り。食い気が先だったので、ちゃんとした写真が撮れなかった。


デザートも勿論手作り。パイ生地のちょい焦げのところなんてほっぺが落ちそうだったわ。料理の得意な友がいると幸せだわ。







Thursday 24 June 2010

ものごとの捉え方

ランチタイムに出たセミナーでちょっと面白いことを聞いて来た。


家族で何代かで経営してきた炭坑事業が経営不振に陥り、自分の代でつぶしたくないと思った息子が、たまたまMIT(マサチューセッツ工科大学)の講義で Open Sourceという言葉を耳にした。そこからアイディアが閃き、鉱山のデータを公開し、金や銀が採れる所を当てた人に賞金を出すというプログラムを実施した。賞金額が1000万円以上もしたため、世界各国の科学者が自分たちのデータ分析をもとに応募してきた。この結果、堀り損がなくなり収益も右肩上がりになり、Family Businessを守ることが出来た。Open SourceというだけでIT業界と決めつけずに、自分の分野に適用しようと思えたのは素晴らしい。


ブロックのおもちゃで有名なXXGOはリモコンで動くブロックのバージョンを売り出したところ、ハッカーたちがその動作を自由自在に変えて楽しんでいるのを知った。同じことが犬のロボットを出した日本のメーカーでも起こったが、日本のメーカーはハッカーを訴えた。それに対しXXGOは、自分の会社が抱えているR&Dの従業員数を遥かに上回る、しかもタダでpassionateな労働力とみなしたのだ。ハッカー達に工場を与え、自分たちの気に入る作品を作らせて、会社は品質管理後に市場に出す。もちろん収益の何パーセントかはハッカーの手元に行くのだ。ハッカーたちってお金でなくて楽しみでやる人が多いから、残業代がどうのって話にならないし、型にはまっていない作品がどんどんと出来たらしい。


日本のメーカーも、視点を変えて考えられなかったのだろうか? やっぱり日本人はマニュアル通りの思考しかできないのかと思い残念に感じたが、面白いことに今晩日本はこのXXGOの国をサッカーでは負かしたのであった。

Wednesday 23 June 2010

肉体労働

以前にも書いたけど、今働いている会社は年に一日ボランティア休暇をくれる。体の不自由な人を訪ねたり、庭の手入れ、肉体労働などに平日参加するプログラム。主に会社のPRだろうけど、いつもと違った視点で物事を見つめられる良い機会だ。

今年はSurreyというロンドンより一時間ほど南下した所にあるNational Trust Surrey Hillsへ行って来た。写真のように緑に囲まれていてイギリス人が大好きな所だろうと思う。私もロンドンに来てからマイナスイオンを感じるような場所にはご無沙汰なので、去年も今年もあえてNational Trustを選んだ。

プロジェクトの内容を考えずに参加希望をしてしまったのだけど、ハイキングトレイルの階段作りってこんなに大変なものとは知らなかった。嫌な予感がしたのは、現地に行ったら女は私だけだと知った時。トラックに積んである道具はハードコアで普通の自宅ではお目にかかれないようなものばかりだったし。

まずは支柱になるものを埋め込むのに穴をあけ、自宅にあるトンカチを1000倍くらいしたハンマーで支柱を叩く。2本支柱が立ったら、そこに板をおくのだが、これを水平にするのに土を掘り起こさなくてはいけない。木の根っこがあったり、大きな石があったり、容易な作業ではない。

女だからということで足手まといになるのも嫌なので、汗だく、泥まみれになって働いた。自宅に6時前に帰り、シャワーを浴び、ビールがいつもより格別に美味しい! 最後にパスタといつもはまだ会社にいる時間に夕食が終わった。なんかこういう土方の生活もいいかもっ。

追記: もちろん翌日は筋肉痛でした。

Tuesday 22 June 2010

昨日の夕飯

昨日はバス停で知り合った近所のイギリス女性のお家にディナーに行ってきました。英国人は料理が得意でないといるレッテルを貼られているので、「せめて食べられるものが出てくるといいなぁ」って思いながら。


電子レンジの中で何かがクルクル回っている。中でプラスティックの袋が今にも爆発するような大きさに膨らんでいるよ! 大丈夫か? ドキドキ。


食卓は綺麗にセッティングされていて、フィッシュケーキが出て来た。見栄えはお世辞にも良いとは言えないが、味はGood! 持参した白ワインとも相性が良く、美味しく頂けた。電子レンジに入っていたのはどうやらホウレンソウだったみたい。袋ごとチンができるとは知らなかったわ。

Monday 21 June 2010

月曜日

アメリカでもイギリスでも月曜日の朝になると必ず聞かれる質問がある。
How was your weekend?  週末はどうだった?
What did you do over the weekend? 週末は何をしたの?
 
私は出社すると自分のデスクに着く前に手を洗わう習慣がある。だからトイレに行って、手を洗っていたら他のチームの子がお約束のこの質問をしてきた。
 
「土曜日のピラティスのおかげで筋肉痛なの。」
と答えたら、
「いいわね、時間があって」
ときた!
二人の子供とダンナを抱えていれば大変だろうけど、それってさ、自分の選択した道じゃん! 時間は作るもの。 ジムに本当に行きたいならベービーシッターでも雇って行けるはず。
 
「あ~、そうですよ、私は勝手気ままな独身貴族ですが、何か?」と反射的に思ったが、中途半端に笑ってトイレを出てきた。こういう無神経な発言するのって大抵オンナなのよね。家庭で不満がたまっているのかしら。
 
そうよ、まずは金曜日は半休をとってミシュランの星が二つ付いているレストランで先々週の金曜日の強力女子メンバー4人で優雅にランチ。Fさんのお誕生日だったから、シャンペンをまずパブで開けて、乾杯してからレストランへ。二つ星だったので期待の方が高くなってしまし、食事はまぁまぁと言ったところ。ランチ時だったのでワインは2本で押さえて、その後またパブに流れ、夜になると小腹がすいてきたので居酒屋で日本酒でしめて帰ってきた。
 
翌日のピラティスでは先生に「今日は二日酔いなので(お手柔らかに)」と言ったのが仇となり、日曜日は筋肉痛でお買い物だけでお疲れモード。あとはワールドカップ見たり、「メシ」を作らないといけないような人はいないので、読書したり家でゴロゴロ。今日もバス停で仲良くなった英国人のおうちにディナーにお呼ばれなのです。
 
 
 

Sunday 13 June 2010

週末は動くぞ!

食事制限やアルコールの規制をしてまで痩せたくはないけれど、このお腹はどうにかしないとやばいっす。ってことで土曜日はピラティス、日曜日はテニスをすることにしました。昨日はピラティスの帰りにテニスラケットを購入。友人Fと彼氏Aの4人で今日はダブルス。先週よりは上達した感じ。最後の方はサーブも入るようになって嬉しかった。これでビールさえ飲んで帰ってこなければ「良し」なんだけどなぁ。

写真のようなテニスコートが6面ある公園が近くにあって、一時間7ポンド(1000円くらい)で借りられるの。日本とかウィンブルドン周辺でテニスをやるのは敷居が高いけど、この辺だと下手でもちょっと大丈夫。

土曜日は街はワールドカップで賑わってました。夜7時半より England vs. USAの試合があって、どこのパブも商売繁盛!我々が夕飯を食べていると、19:35頃に(試合が始まってまだ5分くらい)近所からもの凄い声援とラッパがなり始め、何事かと思ってテレビをつけるともう英国が1点とっているでは! それからずっと試合を追ったけど、あのゴールキーパーのミスはちょっとないだろうって。自分があんな過ちを犯してしまったら「どよ〜ん」どころか立ち直れないわ。悪夢になって毎晩うなされるに違いない。ま、同点だったから喧嘩もなく良かったのかもね。

Sunday 6 June 2010

テニス

Fさんの若い彼氏がまだ帰ってこないので、我々がその代わりに日曜日の12:00からテニスをする羽目に。四十肩のMちゃんと、運動音痴のあたいは、朝から「雨乞い」をしたけど一滴も降ってこないじゃん! 諦めて天地真理の歌を口ずさみながらテニスコートへ。


やっぱり相変わらず超下手。Fさんは球拾いで万歩計カチャカチャ。暫くすると少し慣れて来て、ダブルス用のコートには玉が入るようになってきた。Fさんが「じゃ、試合でもしまひょ」というので、試合開始。するとWiiでやっていたことを思い出し、スマッシュも出来るじゃないか! それはスマッシュというよりも「ハエたたき」のようなものだったらしく、皆爆笑。体を動かすと汗もかくし、気持ちがいい。やっぱり面倒くさがらずにもう少し、出ないとね。テニスラケット買うか!


この後、Highgateにある老舗のパブでビールとステーキ。これじゃ、痩せないわね。

Friday 4 June 2010

金曜日!

友人Fの彼氏とRさんの旦那がそれぞれの実家に戻っていて、「遊ぼう!」との誘いが。この二人、すっごい飲むんだよね。このブログもいつの間にか、呑み日記と化してしまったし。


まず、一人2本ずつワインを持参するところが違う。それを全て味見してから、うちの姉貴がくれた秋田の酒っこを飲むのだという。4人でワイン4本、ビール2本。それから、日本酒ですかっ? 一体どれだけ飲むの?


10時過ぎにRさんは5本あった日本酒の小瓶を全て試したあと、満足そうにソファで撃沈。私は途中よりミラグレーンを飲んだり、日本で調達してきた「飲むお酢(ラズベリー味)」を飲んだりしました。なんたって、明日はピラティスがあるからね。


Rさんが無事に家まで帰れたか心配だったけど、メッセージがくる前に寝ちゃいました。

Sunday 30 May 2010

渋谷で立ち呑み

日本最後の週末は、来年壊されてしまうという「赤プリ」に泊まることにした。Mちゃんも私もバブルのはじけるちょい前に日本を出ているから、懐かしいのです。


渋谷で待ち合わせたけど、「どこよ!」って感じでいきなり迷子に。電話して迎えにきてもらって、それからどこだか地下にはいったところにある立ち呑みやに女6人で行って来た。昭和っていうか、レトロっていうか、油で汚れている店が心地良い〜。


何だか早慶戦があったとやらで渋谷の街はごった返し。2件目は意外と綺麗なお店で居心地よく、食べ物も美味しかった。普段飲めないような「みかん酒」とか「ゆず酒」とか飲んだんだけど、アルコール入っているのか分からないよう。


3件目でビールとかウィスキーとか楽しく飲んで、12時前に一人の酔っぱらいを東横線の改札内に放り投げて、Mちゃんと私はラーメンや直行。こだわりなどない我々は何を食べても美味しいのだ。夜中過ぎにラーメンと餃子まで食べて、身も心も満たされ赤プリへ帰りました。


翌日はお姉様方と3人でシャンペンブランチの予定だったのが、その一人友人のお父様が突然亡くなっちゃってドタキャン。Mちゃんの実家全焼と続き、世の中何が起こるか分からないって感じ。「これで最後だからな。」って口癖のように言う私の父はきっとずっと生きて行くのだと思うわ。

Thursday 27 May 2010

焼肉

数年前からひょんなことで知り合った友人が、最近実家の近くに引っ越して来た。帰国中にちょいと近場で会えるのでとっても楽。先日はうちの母がイチゴ好きだということを覚えていて、突然ピンポーンってイチゴを届けてくれたそうだ。今日もわざわざ東京駅までロールケーキを買いに言ってくれたの。


今回は3人でうちの近所の焼肉屋さんへ。この二人は大の肉好きで、おまけに食べるペース、量がすごい! 普段食べ慣れない、牛タンや脂こってりのカルビを数枚食べただけなのに、脂のせいか突然満腹感に襲われてしまった。 「え〜、今からってところなのに!」 二人も私に気をつかって通常の半分も食べないで帰宅していった。


ごめんよ〜。ここに来たら、イギリスのサシのないかった〜いお肉をいっぱい食べさせてあげるね。

飲み会

秋田旅行から戻ってきた晩に、4−5年ぶりで会う昔の同僚との再会。こんなに太ってしまったので、いささか会うのをためらったが、仕方ない。どうやら去年会った一人の同僚が「Sueさんはロンドンで小錦並みに太ってしまった」と他の人に言っていたらしく、「(それほどまでに)太っていないじゃない」ときた。


このメンバー、すっごい酒好きなのよね。6人中、女子は私のみ。ビールを3杯くらい飲んだ後に一升瓶も2本くらい開けて、最後はウィスキーをくらっていたような。


誰がお会計をしたのかも分からず、皆で八重洲口の横断歩道で信号待ちをしている記憶が最後で、次は「終点、南浦和です!」のアナウンスで起きた。最終の大宮行きに乗って、自宅に戻ったのは 1:30頃だったかな。酔っぱらいってどうして家に無事に帰れるんだろうね。



Tuesday 25 May 2010

秋田

よく一人っ子に間違えられるけど、実は私にも4つ上の姉貴がいるのです。駆け落ち結婚なんかしてくれて、散々両親を泣かせたけど、今はまた家族の一員としてカムバック。やっぱり姉妹っていいものです。


その姉は何故か数年前より秋田なんぞに移り住んでいて、今回は私の帰国中に実家まで来れないということだったので、母と私が秋田に会いに行くことしたの。オヤジはお留守番。ママにとっても今年初めての外泊だったようで、楽しみにしていたみたい。


秋田の姉貴のお店の近くで、美味しいランチを食べた後、姉貴の運転で田沢湖までドライブ。大雨のはずだったのに、曇りだった。考えてみたら母娘3人で旅行なんて初めてじゃない。


ブナの森林の中にある温泉旅館に泊まった。妙ノ湯っていうところで、女性客に人気がると聞いていたけどお料理が美味しくて3人とも満足だった。お湯もまぁまぁだったし。旅館代も姉貴が全部払ってくれた! こんなの初めてよ。今、日本円が高いから助かったわ〜。おまけに酒好きの私に「酒っこ」(秋田では何にでも「っこ」とつけるらしい)のおみやげまでくれた。昔私をいじめたりしたことのお詫びかしらね。(笑)


翌日は雨の中田沢湖にドライブ。アイリスとかっていう韓流ドラマのロケ地だとかって言ってたけど、3人とも知らない。


その夜には飲み会が控えていたので、帰りの新幹線の中は爆睡でした。