この一見汚く見えるビルだが、ロンドンの一等地にある。きっと家主は大金持ちでこんなビルを持っていることも忘れているのかもしれない。
注意してもらいたいのは右側の窓がブリックでふさがれていること。これは窓税といって1696年に窓に税金がかけられたからだとロンドン在住20年のMちゃんが教えてくれた。窓税は、換気のために開けられた穴まで一つの窓として数えられたらしく、貧乏人は暗い家の中に暮らさざるを得なかったという。この他に色々な税金があったらしいが、なかでも驚いたのが石鹸税。貧乏人は入浴の際にも衣服を洗うのにも石鹸を使えなかったそうだ。この二つの税金は1800年半ばになってようやく廃止されたらしけど、不衛生できっと病気も流行ったことと思う。その頃に生きていなくて良かったわ。
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