Sunday 16 December 2007

Racial segregation?

私が通っているジムは女性専用なの。

最近どうやら「15日間ジム体験を15ポンド(3500円位)で!」というキャンペーンをやってしまったが為に、その期間しか来ないだろうっていう人々が多数やってきて、我々のお気に入りのアクア・エクササイズにもきている。主に色の濃い中近東系の人で、一族揃って来ている。(おばあさん、お母さん、叔母さん、娘数人、近所のおばさん達総出!)

で、サウナにいたらその人達に対して文句を言っている常連の白人さんが数人いた。サウナに行くと、ジムの噂話が耳に入ってくるのだ。

その後、クラスが始まると、はっきりと「色分け」されていた。

白人が左(白)、我々が真ん中(黄)、その右に中近東系(茶)、そして黒人(黒)。

やっぱり、Racial segregationはいまだにあるというのを目の当たりにしたよ。

中近東系の人は宗教の関係で男の人と同じ部屋で肌を出せないもんだから、女性専用のジムにくる。女性しかいないのに水着も着ないで、普通の洋服でサウナに入ってくる。やっぱりカルチャーが違うから、サウナの中で垢擦り始めたり「げっ」って思うことが多いらしく、白人達は事々く嫌っていた・・・ 

日本人も野蛮と言われた時代も遠くないが、差別(人種、ゲイに対しても)って宗教からくるものも強い気がする。ちょっと考えさせられたわ。

Monday 29 October 2007

10月の報告

あっという間に、10月も終わっちゃうね。
今月は日記もろくに書けないほど色々と忙しかったので、今月の出来事をまとめて報告します。

まずは会社のイベントでアウシュビッツ収容所のSurvivorの話を目の前で聞けたこと。
Eva Schlossさんは1929年生まれ。
アンネ・フランクとは公園で何回か話をした事があったらしいけど、Evaさんは弟とお父さんをナチに殺されてしまう。
お母さんと二人生き残ったはいいけど、苦い経験から抜け出るのにとても時間がかかったという。
広島の被爆者といい、ホロコーストの生存者の生の体験を聞けることはこれからはもっと少なくなるだろうから、貴重な話を聞けた。

次はミュージカル。
最近はリメイクでジョン・トラボルタが出演した映画のHairsprayのミュージカル。
これは超楽しかった!
映画を観ていない人はお勧めです♪

それから運転免許の実技試験。
車(セダン)
左側運転等に慣れる為にも夏の終わりから女性のインストラクターに毎週末レッスン。
ところが土曜日の朝の8時なんてキツイ。(二日酔いとか)
お互いにキャンセルし合いながらも7時間くらいは教えてもらっったっていうか一緒にドライブに行ったって感じ。
その甲斐があってか、実技は一発で合格。
オートマじゃなくて、マニュアル仕様よ。
合格マーク

その夜は相棒がお祝いを兼ねて「魔笛」(オペラ)に連れて行ってくれた。
魔笛を英語で聴いたのは初めてだったのでちょいと不思議な感じだった。

金曜日はセント・ポール寺院の屋上(?)まで階段(500段)で昇ってクタクタ。
土曜日はワイン・ショーでいつもは決して飲めないような高級なワインをいっぱい飲んだ。
あ、朝はちゃんとジムに行ったけどね。
ジムに行き始めてから一ヶ月過ぎたけど、体重は変わっていないし、お腹の周りの贅肉はまだしっかりついている。
なんで〜って感じ。

新しい仕事は楽しいけれど、勤務時間が長くなった。
最近じゃ、朝8時から夜7時。
ランチはデスクで食べる状態。(涙)

昨日で夏時間が終わり、もうロンドンは冬の到来。
雪
スーツの上にコートを着て通勤。
先日は家を出たときはまだ暗かったよ。

そんな感じで毎日があっという間に過ぎちゃっています。

Thursday 9 August 2007

バルセロナ

先週末はバルセロナに行って来ました。
サンフランシスコの友達と現地で合流し、40歳のお誕生日を4人で祝ってきました。

金曜日の夜の10時頃にホテルにチェックイン。
マイケルX2(二人ともマイケルなの)とTAPASバーへ。
11時過ぎだっていうのに、子供達もウロウロしている。
さすがシエスタつきのスペイン!
夜中過ぎにホテルに戻って、ホテルのバーでまた飲み始めた。
前日もいっぱい飲んだのに、我々は旅の一日目からガボガボと飲んでた。
結局2時ごろに解散。
眠い(睡眠)

翌日は永遠工事中のサグラダ・ファミリアへ。
GAUDIなしで、バルセロナはあるのかと言うくらい。
GAUDIが建築したというレストランで豪華なランチを
マイケル君のお誕生日のお祝いにした。
プレゼント
スペインのワインもCAVAも美味しい!
ワイングラス

日曜日はグエル公園に行ったり、海の見える展望台に行ったり。
とっても暑い中見つけたパブには、各テーブルにビールのタップが!
セルフサービスで好きなときに好きなだけ飲める。
ビール
パブの中にはモニターがあって、テーブルの番号と飲んだリットル数が
表示されている。
競い合う連中たちもいるのだろう。

それにしても一番強烈だったのは闘牛!
動物愛護協会の人が闘牛場の前で訴えていたのが見て初めて
分かったよ。
闘牛たちは強くなんかなくて、犬が戯れているような感じ。
そこに綺麗な洋服を着た男がケンカをふっかけて、殺す。
殺すのも下手で、一発で死なせてあげることも出来ずに、
闘牛は口から血を吐き、何が起こったのかも分からずに死んでいった。
目を何度もパチパチさせて・・・
心なしか涙も見えたような気がする。

ひっどいスポーツだった。
私は「どよ〜ん」となり、みんなとその場を去った。
フラメンコとかを観に行った方がよっぽど良かった!

その夜はかなりうなされたらしい。
せっかくのバルセロナだったのに・・・

Wednesday 1 August 2007

転職

まだ正式な書類とかにサインはしていないのだけれど、
狙っていた会社に転職することになりました♪

大手だから最初は敬遠していたのだけど、面接で会った人達は
気さくでいい人達だった。
昨日は面接で会えなかったチームメンバーの人達に紹介してもらい、
オフィスの設備(カフェテリア、GYM、歯医者)等を案内してもらった。
大手だけあって、設備や教育制度、キャリアプランがしっかりしている。
現在の100人もいない会社ではかなり我儘や融通をきかせてもらった
けど、これからはそうはいかなくなる。
ミクシィもIMも私的なEメールも出来なくなるよ。(涙)

口頭でオファーをもらってからは勉強は一切やめ、CSIと
SUDOKUにはまっています。
あ〜、勉強は辛かった。
もう歳だからね。

イギリスは退職する1ヶ月前に辞表を出さなくてはいけないの。
アメリカは2週間でOKだったのに、日本みたいだね。
ビザの件もあるから、新しいところへ移るのは9月に入ってから。

Wednesday 25 July 2007

転職活動とミラノ


現在勤めている会社の将来性を考えると、どうしても転職をしないといけないよう。
いいエンジニアが次々と辞めているの。
先週から履歴書を更新したり、ヘッドハンターとやりとりを始めました。
始めてみて、転職って大変なのねって痛感しました。
今回は入社が難関だと噂されている某社を狙っています。
金曜日の朝に4時間に渡る面接。
これで三次面接(12人)。
今は給料の交渉とかの最終段階に突入。
うまくいくかなぁ・・・
これがダメだったら、今の会社にいようっと!

午前中は面接、その足でミラノへ行って来ました。
飛行機
乗る予定の飛行機がキャンセルになったので、ヒースローで何時間も待たされた。
ミラノに着いたのはもう夜中過ぎ!
長い金曜日だったわ。

ドウモ(大聖堂)の見学と、日曜日はダビンチの『最後の晩餐』を観て来ました。
その後は日本からの友達と合流してディナー。
結構飲んだから、無事に帰れたか心配・・・

今回はスカラ座は見学だけになっちゃったけど、次回は絶対に行くぞ〜。
しかし、ミラノは暑かった。。。
あせあせ(飛び散る汗)

Wednesday 30 May 2007

レーシック

日曜日に日本に戻ってきました。
今回の帰国の主な目的はレーシック!
昔、裸眼で掃除をしていて、黒いものを拾って見たら
なんとゴキブリ!
それから今日に至ったわけだけど、やっぱりレーシックすることに
決めました。

手術は無事に終わり、今日の診断で回復良好と言われました。
両眼0.1だったんだけど、今は裸眼で右が1.5左が2.0。
目が覚めて世の中がクッキリ見えるって良いわね。
老眼はまだ大丈夫のよう。
メニューも新聞も読めた。 ^^;)

技術的にはまだアメリカの方が進んでいるらしいけど(老眼の対応も可)、
日本の設備、教育、衛生、効率の良さ、正確性を考えると
やっぱり日本で手術を受けて良かったと思う。
流れ作業システムのようで、時間に無駄を作らずに大勢の
患者さんを処理していく。
手術には数人立会い、お互いの仕事をチェック。
「レーザー80%完了!」
「あと5秒!」
とかお互いに声をかけ合っていた。
私は動かないように息をも止めてかなり緊張。
手術自体は20分ほど。
焦げ臭い匂いがしてきた時はギョっとしたよ。

電車で帰るのがちょっと怖かったからタクシーでご帰宅。
4時間は寝てはいけないと言われたから、ボーってしてた。
これから誰かがレーシックをやるっていったら、本の朗読CDでも
買ってあげると喜ばれるかも。
昨日は本当に暇だったわ・・・

Saturday 31 March 2007

Eugene Onegin

昨日はチャイコフスキーのバレエ、Eugene Onegin を観に行ってきました。

前回『不思議の国のアリス』では時差ぼけの為爆睡してしまった我々は
ディナーの時はワインを一本は諦め、ハーフボトル+グラス一杯にしておいた。
だから25分のインターバル2回あったけど、眠らずに全幕観れたよ。

ストーリーは三島由紀夫の『春の雪』をちょいと思い出させるような感じ。
自尊心が強く感情表現が不器用なEugene が自分がフッたタチアーナが
他の人と結婚してしまったことにより、彼女の愛を懇願する。
タチアーナは彼への気持ちを必死に殺して、それを断ち切るって悲恋もの。
自分の手に入らなくなった人に魅力を感じて燃える人っていつの世代でもいるのね。(笑)

衣装や舞台装置もよかったけど、何よりもバレリーナがみんな素敵だった。
つま先でよくあそこまで踊れるもんだよね。
最後の幕でのタチアーナとEugeneのお互い惹かれ合いながらも
その愛を振り払うシーンの振り付けは『ど素人』の私でも(には?)拍手喝さいものでした。

Tuesday 27 March 2007

Keukenhof


オランダにあるKeukenhofにチューリップを見に行って来ました。
「キーケンホフ」って発音したら、同僚のオランダ人に「クークンホフ」って 言うんだよって言われた。
クークンはキッチンって意味だって。
ドイツ語と似てるね。

相棒も私も前回に美術館を回っていたので今回はチューリップがメイン。
KEUKENHOFチューリップ公園開園翌日にチューリップを見に。
まだ満開ではなかったけれど、チューリップをはじめダリアやヒアシンスが色とりどりと公園を埋め尽くしていたよ。
お花を写真に捉えるのがこんなに難しいとは思わなかった。

土曜日の夜8時より、Red Light District (赤線地帯)ウォーキング・ツアーに参加。
まずは Prostitution Information Center という売春婦案内所へ。
昔、自分も学費と家のローンを返済するために Sex Worker だったというカナダ人の女性が色々な説明をしてくれた。
Prostitute, Hooker, Slut, Call Girl 等と様々な呼び方があるが、Sex Worker というのが Politically Correct な呼び名らしい。
ピンプ(ヒモ)とかではなく、場所を提供してくれる大家さん(男性が大半)に家賃を払う。
川沿いよりもお客が好む小さい路地にある飾り窓の方が高いらしい。
家賃の相場は一日100ユーロくらい。(1ユーロ=157円)
娼婦達の価格は差があるだろうが、15分で50ユーロ位。
自分が気に入ったお客がいれば、飾り窓(ドア)をほんの少し開ける。
そこで男たちの注文を聞く。
大抵は Sxxk and Fxxk とか。(笑)
どこから15分という数字が出てきたのか不明だが、きっと音姫が20秒で終わるように誰かが決めたのだろう。
15分で50ユーロと言って最低30分とかあるのかと思い質問したが、大体の男は15分で十分らしい。

どの商売でも一緒のようにお客様のニーズを勉強し、競争する。
例えば朝7−9時、ランチ時など既婚者が殺到する時間帯に営業する。
週末のプライム時間には家賃も上がるし、オンナの質も高くなる。
同じ飾り窓に昼間は40+のブヨブヨ(自分のことか?)がいたと思ったら、夜は綺麗なお姉さんだったり。
我々が行った時には、18−22くらいのおそらく東欧系で綺麗な金髪に青い目でモデル並みの体系の子たちがほとんど。
50ユーロ払わなければ、絶対にHなんか出来ないような質の高さ。
デブ専、フケ専、ハイスクール系、OL系、アジア系とよりどりみどり。

自分たち二人では通れないだろうし、まず見つけられないような「これ道?」って感じのせま〜い路地を入っていく。
男たちが目をギラギラして飾り窓のオンナたちを見ている。
値段やプレイの交渉をしていた。

「ストレートの女性用」や「ゲイの男の人用」の飾り窓はないらしい。
ゲイの男の人たちはそういうクラブがちゃんとあって、飾り窓に立たなくてもすぐに用は足せるとのこと。
お互いのニーズが合うわけだから、タダだしね。

自分が若い時は「自分の体を売るなんて」って気持ちがあったが、今では「不可能なこと」だと思うと、彼女らが余計素敵に思えた。

チューリップ公園、ハイネケン経験館、赤線地帯ツアー、美術館巡りなどを1.5日でし、お酒を飲んでると吸っちゃいけないって言われたから、今回はコーヒーショップは断念。
土曜日の夜中(明け方か)はHIGHになってホテルに戻ってきた男たちが騒々しかったし、朝は隣に部屋から嘔吐している声が聞こえるわ、外にはコーヒーショップ付近で寝転がってる若者たちがいたよ。

Thursday 22 March 2007

EQUUIS

昨晩はハリー・ポッターで知られるDaniel Radcliffe主演の演劇を観てきた。
観客のほとんどは彼のヌードが目的でチケットをゲットしたに違いない。
このオバサンもその一人である ^^;)
彼の裸よりも何よりもストーリー、演出、Daniel Radcliffeを始め、
精神科医を演じたRichard Griffithsの演技が素晴らしかった。

EQUUISのあらすじ
宗教熱心な母とそれを否定する批判的な父の間に育ったALAN。
そんな両極端な両親の中で、自分が何を信じればいいのか
戸惑いながら成長していく。
ある日海辺で遊んでいると馬に乗った紳士と会い、馬に惹かれる。
馬への憧れと母からの影響による宗教的信仰が一体化して
馬を崇拝し思春期を迎える。
17歳になった彼は、ある日ジルという女の子とデートをした。
ジルに誘われるがままに神聖なる馬小屋で「愛の行為」を
しようとするのだが、アランは6頭の馬の目を突いてしまう・・・

そのアランと精神科医のやりとりの話なんだけど、その医者が最後に言う。

「僕は彼のPASSIONを殺すことにより、彼を悪夢から救うことはできる。
しかし、それほどまでのPASSIONを再度作り上げてあげることは出来ない。
馬の代わりに鉄で出来たのポニー(バイク)を与えよう。
でもね、彼が馬を乗り回していたしていた時のような興奮
や情熱は彼は2度と感じることはないよ。」
と・・・

うまく説明ができなくて話が思うように伝わってこないかもしれないけれど、
PASSIONは苦しいほどに我々を虜にさせたり、興奮させるが、
同時に苦しみにもなり得る。
その苦しみに耐えられなくなると、その感情を押し殺し、
最終的には「感じない」人間になってしまう。

自分のPASSION度はどうかなと考えさせられた・・・

Tuesday 27 February 2007

色んな生き方

もう年なのか、金曜日の夜からの記憶を辿るのが難しい。(涙)

あ〜、そうそう、思い出してきた。
金曜日の夜は会社のエクゼクティブ(女性)と二人でディナーした。
彼女は55歳、独身、子供なし、アメリカ人。
クラシック音楽が好きだということで話は盛り上がった。
結婚していないことで仕事がしづらいことがあったかと聞いたら、
アメリカでは職務上で結婚しているかとか子供がいるかとかは 聞いてはいけないからあまりないけど、ヨーロッパでは結構あったらしい。
いずれにしても40後半からはその話題は上らなくなったらしい。
一ヶ月のうち3週間は出張に出ているという彼女。
仕事はバリバリこなすが、豪華なお家にはプラントもペットも 彼女の帰りを暖かく迎えてくれる人もいない・・・

土曜日は昼は買い物。
相棒が10年来仲良くしているイタリア人の誕生日だったのでSOHOに繰り出した。
彼女は37。
ウワサには聞いていたけど、綺麗だったぁ。
もう一人のイタリア人は40後半。
二人ともアルバイト程度の仕事しかせずに、人生を楽しんでいる。
住宅ローンに縛られて、働くなんて"What's for?"って感じ。
生活の疲れがないからか、二人とも若々しく生き生きとしていた。

日曜日は朝の9時からポルトガル人のアンナと3人で卓球。
前の晩は午前様だったので、眠かったが頑張って行った。
ランチにはポルトガル料理屋で大きなTボーン・ステーキを食べた。
大満足。
28歳の野心家のアンナはこれからの出世方法を熱く語った。
ブイブイ系なので去年も数回昇給してもらったらしい。
土曜日のイタリア人とは全く違った生き方だ。

私はといえば、金曜日のアメリカ女性重役のバイタリティと仕事振りを尊敬し、 土曜日のイタリア人の束縛されずに楽しく送る人生を羨ましく思い、 20後半のアンナのように出世を懸命に願うことなく、 ダラリと毎日を見送っている。

Tuesday 6 February 2007

金婚式

先週の2月2日に私の両親は金婚記念日を迎えた。
特別仲の良い夫婦でもないし、父は超オンナ好きだったので母はとても苦労したと思う。
ま、ここまでは日本の家庭で結構ありがちなケースなのだけど、
うちの母はキャリアウーマンというより、その頃は「職業婦人」と呼ばれたらしい。
外資系の社長秘書等を務めて、私が成人してからは某企業の日本代表にもなったくらいだ。
英語はペラペラ(私もいまだに大切なメールとかは彼女にREVIEWしてもらう)、マックもPCも使える。
ミクシィもやっているし、週末にはSkypeで私と話している。
趣味も幅広く、友達も国内・国外ともに多いし、今は女子大の同窓会の支部長を務めている。
そんな彼女が何故、うちのガンコ親父と50年も一緒にいたのか・・・
経済的な理由で離婚に踏み込めないわけでもなかったのに、何故なのか。
これは彼女の周りの人によると「世界七不思議」に入るらしい。

いつだったか、私が小学生の頃にオーストラリアに移住する計画があった。
その計画には親父は入っていなかったらしく、私が「パパ抜きじゃ嫌だ」と言ったらしい。
もしもそこで離婚していたらどうなっていたのだろうか?

母は親父のご飯の支度を気にせずに今以上に人生をエンジョイしていることだろう。
でも、父はどうだろうか?
81歳の父には後妻でも来たのだろうか?
財産がある訳でもないから、きっと寂しい老後を迎えたことだろう。
そうなっていたら、健康状態も悪くなっていてもう他界していたのではないか・・・

いずれにしても私が金婚式を迎えることは可能性として低い。
それを成し遂げた、色々な壁を乗り越えてきた両親(特に母)は素晴らしいと思った。

Thursday 25 January 2007

初雪


暖冬だったロンドンも数日前からメッキリ冷え込み、今日は初雪が降った。
先週は風(時速80−100マイル)が吹き荒れ、倒れてきた塀などに押し潰されたり、車が横転して事故が起き、それの巻き添えとなったりで10人位の死亡者が出たの。
ロンドンブリッジ駅の屋根が壊れ、駅が閉鎖。
地下鉄は遅れたくらいだったけど、電車(JRのような)はほとんど動かなかったので交通マヒ状態。
飛行機も何十便もキャンセルになったらしい。

今日は雪。
ロンドンブリッジ駅はまた一時閉鎖していたらしい。
Mは歩いてロンドン・ブリッジを渡り他の駅に行ったみたいで橋の上から電話してきて、タワー・ブリッジを渡っている私に
「ね〜、今ね、ロンドンブリッジの真ん中あたりにいるけど、見える?」って。
見えるわけね〜だろっ!

雨、雪、風、落葉、テロ・・・
これらによりこの大都市の交通機関が容易にマヒする。
イギリスはちょっと遅れています。

Monday 1 January 2007

明けましておめでとう!

新年、明けましておめでとうございます!

私は今さっき、西本智実さん指揮のジルベスター・コンサートから戻って来ました。
あいにく、私がうつしたロンドン風邪で母は咳ゴホゴホ。
周りの方にご迷惑だろうということで、4曲後に母を家に戻しました。
一人でコンサート会場に残って楽しんできた親不孝者。

カウントダウンにはチャイコフスキー交響曲第4番の第4楽章を西本さんは見事に時間通りに終わらせ素晴らしい指揮でした。
スラリとした姿で指揮をされた彼女はやはり格好良かったです。

それで最寄の駅からタクシーに乗って帰ってきたのですが、 偶然なことに母を家まで送り届けてくれた運転手さん!
「母と一緒だったのですが、咳がひどかったので先に帰らしたので」
と言ったら、
「あ、僕が先ほどお送りした方だ!」って。
家までの道のりなんて教えなくても専用ドライバーのように 家まで送り届けてくれた。
タクシーが数台しかない村ではないから、これはちょっとした 偶然だったのよ!

一足先に帰った母は家の中で血だらけになっている父を発見。
どうやらトイレから戻る途中で倒れて指を切ったらしい。
父が自分で傷の手当をヨロヨロとしている時に母が丁度帰宅。
絨毯にも(幸いワインレッド色)血がついていてビックリしたよ。
ちょっと傷が深かったみたいで大事に至らなかったから良かった。
(この傷はかなり深く、元旦に病院で14針も縫ってもらったんだから。)

とんだハプニングで年が明けてしまいましたが、人との出会いとかを大切にしたい気分にさせられました。