先週の2月2日に私の両親は金婚記念日を迎えた。
特別仲の良い夫婦でもないし、父は超オンナ好きだったので母はとても苦労したと思う。
ま、ここまでは日本の家庭で結構ありがちなケースなのだけど、
うちの母はキャリアウーマンというより、その頃は「職業婦人」と呼ばれたらしい。
外資系の社長秘書等を務めて、私が成人してからは某企業の日本代表にもなったくらいだ。
英語はペラペラ(私もいまだに大切なメールとかは彼女にREVIEWしてもらう)、マックもPCも使える。
ミクシィもやっているし、週末にはSkypeで私と話している。
趣味も幅広く、友達も国内・国外ともに多いし、今は女子大の同窓会の支部長を務めている。
そんな彼女が何故、うちのガンコ親父と50年も一緒にいたのか・・・
経済的な理由で離婚に踏み込めないわけでもなかったのに、何故なのか。
これは彼女の周りの人によると「世界七不思議」に入るらしい。
いつだったか、私が小学生の頃にオーストラリアに移住する計画があった。
その計画には親父は入っていなかったらしく、私が「パパ抜きじゃ嫌だ」と言ったらしい。
もしもそこで離婚していたらどうなっていたのだろうか?
母は親父のご飯の支度を気にせずに今以上に人生をエンジョイしていることだろう。
でも、父はどうだろうか?
81歳の父には後妻でも来たのだろうか?
財産がある訳でもないから、きっと寂しい老後を迎えたことだろう。
そうなっていたら、健康状態も悪くなっていてもう他界していたのではないか・・・
いずれにしても私が金婚式を迎えることは可能性として低い。
それを成し遂げた、色々な壁を乗り越えてきた両親(特に母)は素晴らしいと思った。
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