Tuesday 27 February 2007

色んな生き方

もう年なのか、金曜日の夜からの記憶を辿るのが難しい。(涙)

あ〜、そうそう、思い出してきた。
金曜日の夜は会社のエクゼクティブ(女性)と二人でディナーした。
彼女は55歳、独身、子供なし、アメリカ人。
クラシック音楽が好きだということで話は盛り上がった。
結婚していないことで仕事がしづらいことがあったかと聞いたら、
アメリカでは職務上で結婚しているかとか子供がいるかとかは 聞いてはいけないからあまりないけど、ヨーロッパでは結構あったらしい。
いずれにしても40後半からはその話題は上らなくなったらしい。
一ヶ月のうち3週間は出張に出ているという彼女。
仕事はバリバリこなすが、豪華なお家にはプラントもペットも 彼女の帰りを暖かく迎えてくれる人もいない・・・

土曜日は昼は買い物。
相棒が10年来仲良くしているイタリア人の誕生日だったのでSOHOに繰り出した。
彼女は37。
ウワサには聞いていたけど、綺麗だったぁ。
もう一人のイタリア人は40後半。
二人ともアルバイト程度の仕事しかせずに、人生を楽しんでいる。
住宅ローンに縛られて、働くなんて"What's for?"って感じ。
生活の疲れがないからか、二人とも若々しく生き生きとしていた。

日曜日は朝の9時からポルトガル人のアンナと3人で卓球。
前の晩は午前様だったので、眠かったが頑張って行った。
ランチにはポルトガル料理屋で大きなTボーン・ステーキを食べた。
大満足。
28歳の野心家のアンナはこれからの出世方法を熱く語った。
ブイブイ系なので去年も数回昇給してもらったらしい。
土曜日のイタリア人とは全く違った生き方だ。

私はといえば、金曜日のアメリカ女性重役のバイタリティと仕事振りを尊敬し、 土曜日のイタリア人の束縛されずに楽しく送る人生を羨ましく思い、 20後半のアンナのように出世を懸命に願うことなく、 ダラリと毎日を見送っている。

Tuesday 6 February 2007

金婚式

先週の2月2日に私の両親は金婚記念日を迎えた。
特別仲の良い夫婦でもないし、父は超オンナ好きだったので母はとても苦労したと思う。
ま、ここまでは日本の家庭で結構ありがちなケースなのだけど、
うちの母はキャリアウーマンというより、その頃は「職業婦人」と呼ばれたらしい。
外資系の社長秘書等を務めて、私が成人してからは某企業の日本代表にもなったくらいだ。
英語はペラペラ(私もいまだに大切なメールとかは彼女にREVIEWしてもらう)、マックもPCも使える。
ミクシィもやっているし、週末にはSkypeで私と話している。
趣味も幅広く、友達も国内・国外ともに多いし、今は女子大の同窓会の支部長を務めている。
そんな彼女が何故、うちのガンコ親父と50年も一緒にいたのか・・・
経済的な理由で離婚に踏み込めないわけでもなかったのに、何故なのか。
これは彼女の周りの人によると「世界七不思議」に入るらしい。

いつだったか、私が小学生の頃にオーストラリアに移住する計画があった。
その計画には親父は入っていなかったらしく、私が「パパ抜きじゃ嫌だ」と言ったらしい。
もしもそこで離婚していたらどうなっていたのだろうか?

母は親父のご飯の支度を気にせずに今以上に人生をエンジョイしていることだろう。
でも、父はどうだろうか?
81歳の父には後妻でも来たのだろうか?
財産がある訳でもないから、きっと寂しい老後を迎えたことだろう。
そうなっていたら、健康状態も悪くなっていてもう他界していたのではないか・・・

いずれにしても私が金婚式を迎えることは可能性として低い。
それを成し遂げた、色々な壁を乗り越えてきた両親(特に母)は素晴らしいと思った。