楽天が英語を公用語にするという記事を読んだ。でも国際化ってただ言語だけではないように思える。日本の企業ではダイバーシティ(diversity) いわゆる「多様性」の推進に取り組んでいるのだろうか? 多様性は性別、人種(文化)、セクシャリティを始め、ジェネレーションもある。色々なジェネレーションの定義があるが、今回学んだのは以下。
1901 - 1924 G.I.
1925 - 1942 Silent
1943 - 1960 Boom
1961 - 1981 Generation X
1982 - Millennial
このジェネレーション区分からいくと私はかろうじてGeneration X、Silentの時代の両親を持つ。会社のトップはBoomerたちで、最近はMillennialが職場に進出してきている。Boomerたちにはワークホリックが多く、「XX時間働いた」と自慢っぽく言う傾向があるという。我々Generation Xの世代には子供がさほど好きでない人が多く、ハリウッド映画でもオーメンのように子供が悪魔という題材が多かったとらしい。実際に Generation Xの出産率はかなり低い。会社に対しての忠誠心が少なく、何時間働いただのという過程よりも「結果重視」。人に雇われたくないためか、起業している中で8割がGeneration Xだという。
さて、Millennialたちだが、彼らの時代には子供がヒーローな映画がやたらと多い。"Baby on Board"のようなバンパースティッカーが出始め、お子様を守る法律が次々と施行された。Boomerたちを親に持つこの世代は、保育所では Web カメラで見守られ、GPSつきの携帯電話をもち、8割以上が両親と仲良くしていて大学を卒業しても実家で暮らしたいという。最近では採用通知を両親にも送る会社がでてきているとも。これらは全て欧米の統計で、日本は事情が違うのかもしれないが、日本でも後輩に残業させていたら彼らの両親から電話でクレームがあったという話は何回か耳にした。
Millennialたちは自分たちが「スペシャル」であると育てられたため、プライドも高く、会社でもVIPのように扱わないといけない。我々がインターンで働いた時は誰もがやりたくないような仕事を押し付けられたが、今では「え〜、それ私がやりたかったのに〜」というくらいのクールなプロジェクトを(勿論我々のサポートの元で)インターンに任せるのだ。
よく欧米では「電球一個替えるのに何人が必要か?」というフレーズを使うが、Boomerたちは11人(10人が見守る中で1人が替える)、Generation Xは1人、Millennialたちは0 - 何故ならそんな危険で面倒な仕事は頼めないのだ。ということは我々の世代はいつになってもいわばDirty Laundryをし続けなければいけない。
このMillennialたちをいかにうまく使えるかということが今後の課題になりそうだ。
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