Thursday, 17 March 2011

余震に原発

3.11より震度4の余震もいくつかあり、夜中だろうが容赦なしだ。
いつも元気な母は地震の日より高熱を出して倒れるし、おまけに福島の原発事故。
スーパーからは納豆、水、カップヌードル、トイレットペーパーがいつもまにか消えていた。

会社の同僚は関西や自分の国に飛び散って行った。
木曜日に出勤すると、オフィスはガラーンとしていたが、働いている人はまるで地震なんてなかったかのように仕事している。
私も自分のデスクに座り、メールなどを読んでいると次第に心が静まってくる。
それでも地震速報のアラームが同僚の携帯とかから聞こえてきては、すぐにヘルメットをかぶって避難の準備。

地震の影響でロンドンやNYのオフィスからのサポートがすごい。
今までなら残業して終わらせなくていけない業務も、ロンドンにお願いしちゃって7時には家路につくようになった。

これから一体どうなるのだろう、この国。。。

Friday, 11 March 2011

3.11

3時からの会議の前にトイレを済ませて紅茶でも入れようかと思っていた。用を足し、立った途端にぐらりっと来た。立ちくらみかと思った瞬間、「あ、地震!」という声が。
慌てて手を洗い、自分のデスクに戻ろうとした。ひどい揺れの為、まっすぐになんて走れないのだ。宇宙を飛んで跳ねているような感じで席に戻ると、同僚達はヘルメットをかぶりオレンジ色の非常袋を背負っていた。E君が Put your helmet on!とどこからかヘルメットを渡してくれた途端、更に揺れがひどくなった。"Go under the desk!" と押し込められるように入れられた。揺れがひいたところで "Let's go!" と皆で階段に向かった。

44階。

頭に浮かんだのはワールドトレードセンターの画像だ。心臓バクバク、自分が震えているのか、揺れているのか分からない。数段降りた所で今度は"Don't go down!"との指令が!それを押し切って降りて行く人と、私のように指令に従って44階に残る人と分かれた。階段付近の Core Area という所で我々はとどまった。

高層ビルは揺れがすぐには止まらない。続く余震で揺れはやまない。スマートフォン等で、皆は必死に何が起こったのかを探ろうとしている。操作しようとしている指が震えている。

一時間ほどしてから、TVのある部屋に行ってみると大きな津波が家を車を町全体をのみ込む映像が流れていた。とんでもないことが起きたのだと、その時にはっきりと分かった。体の震えが一層に強まった。

ヘルメットをかぶったままトイレに行くと、清掃業者のおばさんが何と掃除をしているではないか!「こんな時にありがとうございます」とペコリと頭を下げた。

それから3時間ほど続く余震のために Core Areaにて避難した。ビルは揺れていないのに「きぃ〜、きぃ〜」と妙な音を発している。このままこのビルと共に私も逝くのかと思った。本当に「死」をここまで近くに感じたことは初めてだった。

デスクに戻ると椅子はあちらこちらに動いていて、ご覧の通りファイルキャビネットに引き出しは開いているし、ゴミ箱は倒れているた。


交通機関も止まり、車のテイルランプは全く動くこともない大渋滞。政府も会社もビルで待機せよという。

結局地上に降りれたのは夜の9時半過ぎ。会社が用意してくれた宿泊先に数名で向かった。
途中ワインを2本ほど買ってね。宿泊先はアメリカ人の上司の高級マンションだったため、TVはFox やCNNとかしか見られずに日本のニュースは全くなし。3人でワインを2本飲んで、ベットに入った。幸い低層階だったので、夜中に起こった余震にもさほどパニックを起こさずにいられた。

翌日は朝早くに南北線にて自宅に戻ってきた。もちろんエレベーターは止まっている。15階まで途中休みながら階段でのぼった。

自宅に入ると開けておいたドアが閉まっていたり、閉めておいたスライディングドアが半開きになっていたりはしたが、何の被害もなかった。

月曜日からの勤務に備えて、一週間分のシャツを洗濯し、余震の中アイロンをかけた。アイロンをかけ終わったので、近所の友人と合流し、食料などを少し買い、彼女のマンションに避難した。一人でなんてとてもいられない。

TVをつけると何度も地震速報がピロピロリーンと。地震だけでなく、津波の被害、さらに原発の事故と、どんよりしたニュースばかりだ。

なんて所になんて時に帰ってきてしまったのだろう。。。

Monday, 7 March 2011

そろそろ電池切れ

先週は平日に3日も飲み会があったため、ちょっとお疲れ気味。木曜日は朝8時より夜10時過ぎまで働き、まぁ日本のサラリーマンが普通にやっているようなことなんだろうけど、ちょっと凹んだ。家に戻って、実家からのタッパーに入っていたカレーを温めて食べたら、「おふくろの味」で気分も少し良くなった単純な私です。

土曜日のランチは美味しいものに精通したKちゃんと櫻川へ。節句から数日は経ってしまっていたけれど、こんな器があるのかと驚いた。勿論、器だけでなく、お食事もどれもさりげないが一上いった美味しさ。小3時間かけて個室でゆっくると頂きました。あのままお布団でも敷いてもらって温泉につかって寝たいって感じだったわ。

その後ピラティスに美容院。夜の9時過ぎなのに近所の友達を呼び出し、近くの居酒屋へ。ご近所さんってありがたいわ〜。

日曜日は朝から10枚もシャツを洗濯+アイロンをかけ、渋谷に買い物に走り、夜はお惣菜やで仕入れてきたもので家で「帰国子女の会」を開いた。まったく接点のない私の友達同志、しかも2人とも帰国子女だということだけで会わせてみたら気が合ったようで楽しかった。