Saturday, 30 January 2010

昔の同僚

毎週土曜日は日本の母とSkypeで話す習慣になっている。最近は母もボケてきてSkypeをONにすることも忘れられちゃうことも多々あるのだが。今日もベットの中でMacBook Proを立ち上げると、暫くして昔の同僚から IM が!


今の会社に転職する前に勤めていた会社って、東京、ロンドン、サンフランシスコ支社合わせて100人にもならない中小企業。現在の職場と違ってアットホームっていうか、会社内でのpoliticsがあまりなくて好きだった。その頃の同僚は 「investment bankはpoliticsが多いから嫌で辞めた」って口を揃えて言っていた。今、私はその意味がよ〜く分かる。

その会社も去年の初めに潰れた。親父は
「お前にそんな給料を払ってたから潰れてたんだ!」
とひどいことを言っていたが、潰れてしまったことに違いはない。東京支社やサンフランシスコの前の同僚たちの不景気の中の職探しは大変だったと聞いている。

彼と一緒に携わったプロジェクトは今までのプロジェクトの中でも一番やりがいがあった。ただ結果的には出来がよくなく、クライアントに対しても後ろめたさがあった。日本のクライアントとの接触が久しぶりだった私は、緊張したものの、皆いい人たちばかりで働きやすかった。

あの頃のようにまた皆で一緒に仕事が出来たら楽しいだろうなぁ、なんて。

私もそろそろこの重い腰をあげて、日本に引き上げた方がいいのだろうか?

満員電車、ゴキブリ、地震、亜熱帯地方のような気候、年寄りに電車で席も譲れないような日本人の中でやっていけるのか? 狭い集合住宅に住み、「ご結婚は?」「お子さんは?」と聞かれ、陰で何を言われるか分からない。夜中まで働く東京支社の若い連中と体力的にも一緒にやっていけるか自信がない。娼婦のような格好をしている中学、高校生を横目で見て、30過ぎでプーして親に世話になっている人が多いところで、何を励みに生きて行けるのだろうか?

日本は食事は美味しいし、ちょっと雪が降ったくらいで電車は止まらない。親の近くにもいられるし、ガイジンとしてでなく生きれる。でも最後の一歩がどうも踏み出せないよ。

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