Monday, 15 March 2010

隣の芝生は青くなかった

2年前、1ポンド250円の頃に東京支社に異動した同僚がいた。彼が日本に行ったと同時にポンドは下落し続け、今ではその半額。「あの人、良い時に日本に行ったなぁ。」って羨ましく思っていた。その彼と今日バッタリ、社員食堂で会った。


あまり日本に馴染めなかったのか、もうじきロンドンに戻ってくるそうだ。「でも日本円が稼げて良かったじゃない」と言ったら、「実は僕、何を考えていたのか、米ドルでの支払いをお願いしちゃったんだよ」って。マジですか?


「腐っても米ドル」という神話は崩れ、「米ドルは腐った」のだ。でもポンドのように半額にはなっていないから、まだ救われたのかもしれない。隣の芝生は思ったより青くはなかった。

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