Sunday, 30 May 2010

渋谷で立ち呑み

日本最後の週末は、来年壊されてしまうという「赤プリ」に泊まることにした。Mちゃんも私もバブルのはじけるちょい前に日本を出ているから、懐かしいのです。


渋谷で待ち合わせたけど、「どこよ!」って感じでいきなり迷子に。電話して迎えにきてもらって、それからどこだか地下にはいったところにある立ち呑みやに女6人で行って来た。昭和っていうか、レトロっていうか、油で汚れている店が心地良い〜。


何だか早慶戦があったとやらで渋谷の街はごった返し。2件目は意外と綺麗なお店で居心地よく、食べ物も美味しかった。普段飲めないような「みかん酒」とか「ゆず酒」とか飲んだんだけど、アルコール入っているのか分からないよう。


3件目でビールとかウィスキーとか楽しく飲んで、12時前に一人の酔っぱらいを東横線の改札内に放り投げて、Mちゃんと私はラーメンや直行。こだわりなどない我々は何を食べても美味しいのだ。夜中過ぎにラーメンと餃子まで食べて、身も心も満たされ赤プリへ帰りました。


翌日はお姉様方と3人でシャンペンブランチの予定だったのが、その一人友人のお父様が突然亡くなっちゃってドタキャン。Mちゃんの実家全焼と続き、世の中何が起こるか分からないって感じ。「これで最後だからな。」って口癖のように言う私の父はきっとずっと生きて行くのだと思うわ。

Thursday, 27 May 2010

焼肉

数年前からひょんなことで知り合った友人が、最近実家の近くに引っ越して来た。帰国中にちょいと近場で会えるのでとっても楽。先日はうちの母がイチゴ好きだということを覚えていて、突然ピンポーンってイチゴを届けてくれたそうだ。今日もわざわざ東京駅までロールケーキを買いに言ってくれたの。


今回は3人でうちの近所の焼肉屋さんへ。この二人は大の肉好きで、おまけに食べるペース、量がすごい! 普段食べ慣れない、牛タンや脂こってりのカルビを数枚食べただけなのに、脂のせいか突然満腹感に襲われてしまった。 「え〜、今からってところなのに!」 二人も私に気をつかって通常の半分も食べないで帰宅していった。


ごめんよ〜。ここに来たら、イギリスのサシのないかった〜いお肉をいっぱい食べさせてあげるね。

飲み会

秋田旅行から戻ってきた晩に、4−5年ぶりで会う昔の同僚との再会。こんなに太ってしまったので、いささか会うのをためらったが、仕方ない。どうやら去年会った一人の同僚が「Sueさんはロンドンで小錦並みに太ってしまった」と他の人に言っていたらしく、「(それほどまでに)太っていないじゃない」ときた。


このメンバー、すっごい酒好きなのよね。6人中、女子は私のみ。ビールを3杯くらい飲んだ後に一升瓶も2本くらい開けて、最後はウィスキーをくらっていたような。


誰がお会計をしたのかも分からず、皆で八重洲口の横断歩道で信号待ちをしている記憶が最後で、次は「終点、南浦和です!」のアナウンスで起きた。最終の大宮行きに乗って、自宅に戻ったのは 1:30頃だったかな。酔っぱらいってどうして家に無事に帰れるんだろうね。



Tuesday, 25 May 2010

秋田

よく一人っ子に間違えられるけど、実は私にも4つ上の姉貴がいるのです。駆け落ち結婚なんかしてくれて、散々両親を泣かせたけど、今はまた家族の一員としてカムバック。やっぱり姉妹っていいものです。


その姉は何故か数年前より秋田なんぞに移り住んでいて、今回は私の帰国中に実家まで来れないということだったので、母と私が秋田に会いに行くことしたの。オヤジはお留守番。ママにとっても今年初めての外泊だったようで、楽しみにしていたみたい。


秋田の姉貴のお店の近くで、美味しいランチを食べた後、姉貴の運転で田沢湖までドライブ。大雨のはずだったのに、曇りだった。考えてみたら母娘3人で旅行なんて初めてじゃない。


ブナの森林の中にある温泉旅館に泊まった。妙ノ湯っていうところで、女性客に人気がると聞いていたけどお料理が美味しくて3人とも満足だった。お湯もまぁまぁだったし。旅館代も姉貴が全部払ってくれた! こんなの初めてよ。今、日本円が高いから助かったわ〜。おまけに酒好きの私に「酒っこ」(秋田では何にでも「っこ」とつけるらしい)のおみやげまでくれた。昔私をいじめたりしたことのお詫びかしらね。(笑)


翌日は雨の中田沢湖にドライブ。アイリスとかっていう韓流ドラマのロケ地だとかって言ってたけど、3人とも知らない。


その夜には飲み会が控えていたので、帰りの新幹線の中は爆睡でした。

Monday, 24 May 2010

築地

昨日、日本に帰ってきました。前回は叔母とのランチに超二日酔いで行ってしまったので、今回は飲み会の予定が入る前に3姉妹(母、叔母、私)で出かけました。


小雨の中、叔母ちゃんの提案で築地場内を歩いて、なんとなく入った寿司や。お好みで握ってもらったけど、シャリも小さくて美味しいの! あ〜、日本に帰ってきて良かったって思う瞬間です。


ランチのあと歩いていたら、「かぁちゃん、かぁちゃん」とうちの母につきまとってくるオジさんが! 「おいらはここで16歳の時から働いていて、今は社長なんだよ」って、もう静まり返った場内だったけど案内してくれた。売れ残ったトロを安く(?)譲ってくれた。おかげでお留守番のパパにも、美味しいトロが食べさせてあげられたの。70歳のおじいさんも私や叔母は近寄りがたく思えたらしく、「かぁちゃん、かぁちゃん」ってママがもてもてだったわ。


食後のコーヒーは、ちょいと入った喫茶店で叔母ちゃんが見つけた水コーヒー。初めて飲んだけど、渋みがなくて美味しかった。

Thursday, 13 May 2010

火事

Mちゃんの実家が火事になったと日本から連絡が入りました。夜中の2時頃の出来事だったので、気がついた時にはすで煙がたちこめていて、二階より布団を落としてその上に飛び降りたそうです。瞬時のお見事な判断により彼女のご両親はかすり傷もなく無事でしたが、店舗兼自宅が全焼してしまいました。


この日記は遡って書いているので、自分なりに色々なことを消化したことをまとめてみます。


まず、周りに同じような惨事が起きたら、
1)出火原因はしつこく聞かない。全焼となると原因の判定が難しいので、大抵は漏電ということになるそうです。
2)逃げ出した時の状況を思い出させない。無事であったことさえ分かれば、それで十分。
3)「保険でどのくらいカバーされるの?」などと当人もまだ分からないようなことをずけずけと聞かない。全ての手続きとか1−2ヶ月かかるらしいし、本人たちも良く分からないはず。
4)良かれと思って自分の使っていないものを送らない。仮住まいに余計な荷物はいらない。一番無難なのはやっぱりお見舞い金です。かさばらないし、パジャマのまま逃げ出したら、靴も老眼鏡も買わないとです。
5)思い出の写真とかも焼失した場合は、写真の焼き増しとか、デジタル化して送ってあげるのも喜ばれると思います。


Mちゃんの家は家族愛が深いし、その土地にも長いこともあって、色々な人からのサポートがあって幸いでした。うちの母が数日後にSkypeして来た時に、
「大丈夫? ご両親がショックで寝込んだりしていない?」
と聞いて来たけれど、
「寝込む? 何か皆でラーメン食べに行ったみたいだよ。」
って感じ。


火事から10日後にはたまたま予定されていた一時帰国があったので、Mちゃんも無事だったご両親とも会えて良かった。私は実家の古い電気コードを全て新しいのに交換したりしました。


Mちゃんの家は燃えちゃったけど、これを機に新しい生活がエンジョイできることを祈ります。

Sunday, 9 May 2010

LSO

今夜は酒盛りの変わりにBarbicanにてロンドンシィンフォニーオーケストラ(LSO)を聴きに行ってきた。地下鉄の広告で気にはなっていた内田光子さんのモーツアルトのPiano Concerto。先日、日本から遊びに来た友人のお薦めもあり、チケットを購入。日曜日の夜にいつ来るか分からないバスを待つのが嫌だったので、車で行って来た。


今晩のプログラム:
HAYDN: Symphony No 97
MOZART: Piano Concerto No 17, K453
NIELSEN: Symphony No 4 'Inextinguishable'


1972年頃からロンドンに住んでいる彼女だけあり、日曜日の夜なのに満席。我々の席の前2列はLSOの関係者らしく、彼女のピアノに聴き入っていた。「私はこの曲を60年も弾いているのよ」って感じで楽譜も見ずに素晴らしい演奏(だったらしく)、LSO関係者を始め観客皆がブラボーっと拍手喝采だった。


内田さんのピアノを聴いて帰ってしまった人が多かったけど、NIELSENは私にとって未知な世界だったので残ってみた。いきなり力強く始まり、私をcaptureし、途中飽きさせることもなかった。結構好きだったわ。



Saturday, 8 May 2010

1990年5月8日 渡米第4日目

残りの2個のSAL便が留守中に配達されたようで、不在配達通知がポストに入っていた。10kgはある重たい箱を、しかも2個もどう運ぼうか考えても車はないし。ま、とにかくアパートから5ブロック先にある post office に歩いて行った。


一つずつ運ぼうと思い、まず一箱だけ受け取って外へ出ると目の前に近くのスーパーマーケットのカートがあるでは!これはラッキーと思い、残りの箱も受け取りカートに乗せてルンルン気分で歩いていたら変なお婆さんがいきなり私の腕を掴み、「このカートはpost office用のではなくスーパーで買い物した人の為にあるんだ」とか怒鳴って手を離してくれない。私は「まずい」と思いきや "I will return it as soon as possible!"と言って腕をふりのけ、重いカートを押し背中に殺気を感じながら5ブロックも走った。


帰ってルームメイトにこの話をすると"She is a good citizen"と言っていた。

Friday, 7 May 2010

まずい!

今日はMちゃんがロンドンブリッジでセミナーがあるというので、夕食をその辺りで一緒にすることにした。以前あの辺りに住んでいた時にも思ったのだけど、食べる所があまりないんだよね。最近ちょいと冬に逆戻りしてヒーターをつけているくらい寒いので、オニオンスープの美味しい Cafe Rouge に行くことにした。ランチと軽食にしか入ったことがないので、メニューをちゃんと読んで
Boeuf Bourguignon
Beef braised in red wine, pork lardons, mushroom and pearl onion sauce with French beans and creamy dauphinoise potatoes.
っていうのをメインにした。

それが「どうしたらこんなに不味くなるのかっ!!!」ってくらい不味いの。もしかしたら、一口目のお肉が不味いのかと思って、もう一つの肉も食べたけどまずい。ベイリーフの味がしみ込み過ぎていて、ソース自体も食べれないほど。食事のまずいロンドンに在住19年のMちゃんでさえ、「これは食べられないくらい不味い」って言ってフォークをおいた。

ロンドンでは美味しいものよりも、何が不味かったかをメモしておかねばいけないらしい。
  • Cafe Rouge の Boeuf Bourguignon
  • M & S のバジルパスタサラダ
  • London Bridge ふもとのパブの Sausage & Mash
  • いただき膳(キングクロス付近)の味噌煮込みうどん
  • Oxford Circus の PHO という店の PHO は雑巾をしぼった味がした
  • St. Pancras駅1階(日本の2階)にあるパブのFish & Chipsは人間の腕を揚げたような物体が出て来た

これからも忘れないようにこのリストに追加していくつもりだ。

Thursday, 6 May 2010

1990年5月6日 渡米第2日目

Discount Shop で日常雑貨品を買った。アイロンボードの小さいものを買って来て、家で組み立てようとしたら、4本あるはずの足が2本しかない。レシートは捨てていないので、近日中にクレイムに行ってちゃんとしたのと交換してもらうつもりでいる。


アドバイスとして日本のように「生産」が管理されている国はあまりないので、パーツはちゃんと数があるか確認してから買うこと。レシートはすぐには捨てずに少しの間とっておくこと。これはお金の管理は勿論のこと、あとでその日の行動までも把握できる。

Wednesday, 5 May 2010

1990年5月5日 渡米第1日目

届いているはずの荷物(SAL便)が届いていないことに気づく。日本から「小包郵便物受領証」のコピーを持って来たので roommateに見せると何と電話で聞いた住所が違っていた。どうやら twelve hundred をtwo hundredと聞き違えたらしい。早速 Post Office に連絡をとりzip codeによって区分けされているはずなので、この地区担当のpost officeに直行。幸いそこは土曜日もあいていた。


post office の人に「小包郵便物受領証」を見せて事情を説明。SAL便5個、船便を3個送ったうちのSAL便2個がReturned to Senderのスタンプを押されていたが発見でき受領できた。残りの六個は「受領証」のコピーをとってもらい、そこに正しい住所と電話番号を書いて、お願いしてきた。


失敗点として住所を聞いたやりとりが電話であったこと。SALを送る前にも rootmateに電話で住所を確認したが、彼女はテレビを観ていた途中だったので適当に相づちをうたれた。名前や住所は電話では聞き間違えがおおいようなことはハガキの一枚でも送ってもらう方がいい。良かった点は「小包郵便物受領証」のコピーを持っていたことと、届け先に配達できなかった場合の取り扱い方法を「返送」としていたこと。これを「放棄」にしていた場合は捨てられていた。
住所欄に電話番号を書き込んでおくのも良いかもしれない。

Tuesday, 4 May 2010

20周年

平成を開けて2年足らずの1990年5月5日に日本を発って20年が経った。カルチャーショック、人種差別、アイデンティティクライシスなどを通り越えて、やっと自分らしくいられるポジションを確保したように思える。


20年前に書いたメモがあったのでそれをコピーするね。

Sunday, 2 May 2010

すごい雨!

今日はBBQにお呼ばれされているのに、すっごい雨なんですけど。午後にはやむのかしら。


と言っているうちに夕方には雨もやみ、A君のお迎えで3人でBBQパーティへと向かった。さすがに庭でのBBQではなく、家の中で鉄板焼き。他にもおかずもたくさんあり、また飲み食いの一日となってしまった。イギリスにきてからこればっか。

Saturday, 1 May 2010

餃子パーティ

今週はイギリスはメーデーのため3連休。なのに超悪天候! 


今日はピラティスのあと、いつものFalafelを食べて帰って来た。ピラティスを始めて一ヶ月になるので少しは痩せたかと思ったが、日頃の飲み食いの方が勝ってしまったようで体重増。(涙)


しかし三連休は楽しまなくちゃといくことで、今晩はいつも料理を作ってもらっているYちゃんとA君を呼んで、うちで飲み会。またまた果物たっぷりのピムス(先日日記に書いたサングリアのイギリス版のようなもの)を作った。先週末はA君誕生日だったのでお祝いも兼ねていたので、それを何とシャンペンで割るという超豪華なピムス。大人の味に早変わりして、美味しかったぁ。


久しぶりに私のお手製餃子を2種類ほど作ってみました。
  合い挽き肉
  豚とエビのコリアンダー風味
50個近くあった餃子はあっと言う間になくなっちゃいました。豚とエビの方が人気があったみたい。コリアンダーは嫌いっていう日本の人が多いけど、今日のメンバーは大丈夫でした。


餃子の他にはMちゃん初挑戦の肉じゃが。Mちゃんは料理人の両親がいるので(に?)、料理ができないの。「面取りする?」という質問に「雌鳥??」というくらい。この肉じゃがも美味しく出来ました。もうちょっとお料理のレパートリーを増やさないと。20年前から作れるもの一緒って悲しいよね。